開発政策の担い手として、 NGOだけでなく、市民社会組織(以下 CSO)の重要度が 増している。英国のDepartment for International
Development (国際開発省 以下DFID)が、1997年に発行した国際開発白書は、パートナーとして、国際NGOだけでなく、労働組合や地域に根ざした団体、信仰
ベースの団体などを含めたCSOを挙げている。さらに、2000年発行の開発白書では民間企業の協力が不可欠とし、DFIDは、専門性の高い大学などの研
究機関との連携も推進している。
途上国の市民社会組織が力をつけてきている上で、この市民社
会組織の開発政策決定への関与を支援していく方向が、先進国、途上国双方において見ることが
出来る。DFIDは、「シビルソサエティとの協働(How to work with Civil
Society)」案を作成し、国際NGO支援から、開発政策への市民社会組織の関与の促進へとシフトしている。この動きは、グローバライゼーションに
よって、先進国に増えている途上国出身者にも、開発政策への関与の機会を与える。英国の大手NGOであるアクションエイドは、管理職レベルが、ほとんど、
南の国の出身者でしめられている。