主として発展途上国の人口増加による食料危機克服のため、多収量の穀類などを開発して対処しようとする農業革命のこと。
1941年、ロックフェラー財団とメキシコ政府が共同で取り組んだ小麦の高収量品種開発が始まりといわれている。
アジア地域では、1960年代後半にフィリピンの国際イネ研究所(IRRI)で多収量品種「IR8」が開発された。この新品種イネはミラクルライスあるいはハイブリッド米とも呼ばれ、単位面積当り収量を画期的に向上させた。このため、アジアの多くの発展途上国において耕作が奨励された。一方で、新品種は大量の水や化学肥料、農薬を必要とし、砂漠化や農薬汚染など環境への影響、さらには先進国(化学肥料、農薬供給国)と発展途上国、富裕層と貧困層との間に深刻な社会経済的問題を引き起こした。インドでは一時的に米の収量が増加したが、その後落ち込んだこともあり、現在ではそれぞれの土地条件に合った在来品種の作付けなどが研究、奨励されている。これら緑の革命の功罪は、生物多様性および生物資源をめぐる先進国と途上国関係の面からも関心を持たれている。
(Environmental Information & Communication Networ http://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=2516)
ミレニアム開発目標 (MDGs:Millennium Development Goals)
1990年代に行われた、サミットや国連の一連の会議における議論をもとに、貧困の削減、保健・教育の改善および環境保護に関する達成目標として「国際開発目標(International
Development Goals)」が国連、OECD、IMF、世界銀行によって策定された。