高まるアフリカへの関心と国際協力分野における人材育成のニーズに応え、アフリカ地域研究の総合講座を実施します!

アフリカ問題への理解を深めたい方、対アフリカの国際協力について知りたい方、ぜひこの機会にご参加ください。


連続講座「アフリカ学」 中級コース

!! 参加者募集 !!


     日 時: 2005年10月29日(土)〜30日(日) 2日間

     会 場: 独立行政法人 国際協力機構(JICA) 東京国際センター  オリエンテーションルーム(4階)
          --> 地 図

     後援: 独立行政法人 国際協力機構(JICA)


■□ 2005 年、アフリカへの関心が高まっています
 今年は、世界的にアフリカへの関心が高まっている「アフリカ年」です。ミレニアム開発目標(MDGs)の達成期限である2015年まであと10年となり、今年のG8サミットでもアフリカ支援が重点課題に挙げられ、9月にはMDGs中間評価のためのサミットが開催されました。日本政府も、今後3年間でアフリカ支援額を倍増することを表明するなど、アフリカ支援について積極的な姿勢を見せつつあります。

■□ 連続講座「アフリカ学」開催の背景と目的
 国内外でアフリカへの関心が高まる一方で、大学など既存の教育機関で包括的な「アフリカ地域学」を学ぶことは困難でした。また、アフリカに関心を持ち、高い専門性を持って取り組む人が増加しているものの、これらの人々の経験や知見は十分に共有されてきませんでした。

この急速 に高まるニーズと現状のギャッに応えるために企画され たのが、TICAD市民社会フォーラム(TCSF)による「連続講座『アフリカ学』」で す。現代アフリカが抱える魅力と開発の諸問題を多角的に紹介することで、日本国内におけるアフリカ理解の 促進に努めると同時に、アフリカに関して高い専門 性を持つ人材を育成します。初級から上級までのレベルを設定することにより、無理なく専門性を高めることを可能とし、将来的に国際協力の分野で活躍しうる 人材の育成を目指しています。
 
■□ 連続講座「アフリカ学」の構成
「連続講座『アフリカ学』」は、初級コース、中級コース、上級コースの3つに分かれ、それぞれ6月、10 月、1月に開講されます。
いずれのコースも週末を利用して開講されますので、社会人の方でも受講できます。コース終了時、受講生には修了証書をお渡しします。全コース受講者には、受講修了後、<アフリカ学研修者>の証明書もお渡しします。これらのタイトルはご自分の履歴書(CV)に掲載することができます。


【 アフリカ学(中級コース) 講座概要   ―アフリカ学を深める― 】

 会 場  :独立行政法人 国際協力機構(JICA) 東京国際センター  オリエンテーションルーム(4階)

 定 員  :70名 (受付先着順。予定人数に達し次第、募集を締め切らせていただきます。)

 受講料 : 2日間 1万5000円
       (TCSF会員/NGO勤務者:1万2000円 TCSFボランティア/インターン/研究員:1万円)
       1日のみの参加  1万円
       (TCSF会員/NGO勤務者:8,000円 TCSFボランティア/インターン/研究員:6,000円)
  懇親会 「アフリカン・ナイト」参加費は別途3,000円になります
       (懇親会参加費は受講料と一緒にお振込み下さい)

 対 象  :アフリカに関心を寄せる大学生・大学院生・NGO関係者・社会人

 主 催  : TICAD市民社会フォーラム(TCSF)
 後 援  : 独立行政法人 国際協力機構(JICA)

< 申し込み方法 >
  〜 Eメールにて以下をお知らせ後、郵便振替用紙で受講料をお振込みください 〜

 ・ お名前とご所属
 ・ ご連絡先(Eメール、電話、住所)
 ・ アフリカ経験の有無(滞在国・期間など)
 ・ 出席のご希望日(二日間出席 または 10月29日・30日のみ)
 ・ 懇親会の出欠(会場は、講座開催と同じ建物になります)

  振込先 郵便振替 口座番号:00130-9-554409 講座名義: TICAD市民社会フォーラム

  お申し込み締切日 2005年10月20日

  受講料の入金確認には3日ほどかかります。確認後、メールにて手続き完了の旨お知らせします。
  予定人数に達しましたら受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。

  キャンセル 10月20日以降のキャンセルに関しましては、受講料・懇親会参加費は返金できません。
  それ以前のキャンセルは全額返金いたします。

  連絡先  「TICAD市民社会フォーラム」 連続講座『アフリカ学』担当 提坂・荻巣
        E-mail  africa-seminar@ticad-csf.net 


テーマ 詳細

中級コースの狙い:

 6月開講の初級コースでは、文化、ジェンダー、貧困、紛争と平和など多様な側面から、包括的に現代アフリカを紹介した。
中級コースでは、現代アフリカが抱える困難とそれに対する内外の取り組みについて、その歴史的起源や思想的展開も含めて紹介するとともに、受講生と議論を深める機会を設ける。

特に、1日目については、「アフリカと民衆、国家、公正、正義、脆弱性」というセッションを設け、現代アフリカ民衆が直面する困難を、開発援助潮流・国家・民主化との関係から検討する。また、2日目には、アフリカ民衆による内発的発展(エンパワーメント)を所詮は外部者にすぎない国際協力アクターがどう関わりうるのかについて多様なアクター像を把握した後、ミニ・ワークショップを通じて議論を深める。


1日目: 10月29日(土) 現代アフリカと開発

 
現代アフリカの抱える国家のあり方の諸問題(民主化や資源分配における公正)、そして民衆の果たしうる役割と挑戦について、ケニアの事例や人間の安全保障の観点から具体的に学ぶ。
アフリカの市民と国家、その挑戦、ありうるべく国際協力について一定の理解を獲得する。

アフリカと開発政策「国際潮流の変遷、MDGとアフリカ」
                 
講師:大林 稔(龍谷大学経済学部教授)
講義内容:アフリカ開発におけるパラダイムの変遷を紹介する。ついで、現在のアフリカ開発の課題を明らかにし、民衆のためのアフリカ開発政策はどうあるべきかを議論する。
目標:アフリカ開発政策に関する国際潮流の変遷を理解し、民衆の視点から政策を批判的に検討し、代替政策を考える力を身につける。
キーワード:トリクルダウン、基本的ヒューマンニーズ(Basic Human Needs、BHN)、Putting Last to the First、持続可能な開発(Sustainable development)、グッドガバナンス(Good governance)、ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals、MDGs)


アフリカ国家と資源分配(政治力学的観点から)

講師:遠藤 貢
(東京大学大学院助教授)
講義内容:現代アフリカの民衆が直面する政治経済的諸問題を、「国家」を切り口に、民主化・エスニシティ・資源分配・ガバナンスに注目しつつ検討する。
目標:現代アフリカにおける国家の機能や役割、その民衆との関係や影響について理解すると同時に、現代アフリカ政治における民衆の可能性、開発アクターとしての国家のあり方を考える。
キーワード:国家、民主化、資源分配、エスニシティ、ガバナンス、公正、正義

 
貧困・人間安全保障(開発経済学の視点から)

講師:峯 陽一
(中部大学国際関係学部国際関係学科教授)
講義内容:ノーベル経済学者アマルティア・センと元 UNHCR高等弁務官(現JICA理事長)緒方貞子が発展させた人間の安全保障(human security)のコンセプトについて、その思想的起源と概念的特徴、アフリカとの関係について紹介する。その上で、問題点、課題点を検討する。また、人間の安全保障と現在世界的な議論の中心課題となっている貧困削減問題との関係について概観する。
目標:人間の安全保障、貧困削減を思想的形成過程とアフリカ地域との関係から理解する。
キーワード:人間の安全保障(human security)、貧困削減、アマルティア・セン、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連開発計画(UNDP)人間開発報告書


2日目: 10月 30日(日) アフリカ開発と国際協力アクター (民衆のエンパワーメントの視点から)

 1日目で明らかになった現代アフリカの民衆が抱える困難とそれに対する内外の取組みの思想的変容を踏まえ、民衆の内発的な発展につながる開発の可能性とそれへの外部者の協力の可能性と限界について検討する。
 まず、エンパワーメントとは何かについて理解した上で、実際に現場で開発に関わる多様なアクター(NGO, JICA, コンサルタント、など)それぞれの取組みの特徴を把握し、その可能性と限界、特徴的援助手法を学ぶ。

アフリカにおける国際開発協力と教育「エンパワーメントとの関係から」
               
講師:黒田 一雄(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科助教授)
講義内容:エンパワーメント論の概要を概観した後、国際協力における教育支援の役割を明らかにする。その上で、JICAがアフリカで展開する教育支援事業の紹介を通じ、教育が人々のエンパワーメントにどのように貢献できるのか、検討する。
目標:エンパワーメント論、開発教育支援の目標、手法を学ぶ。
キーワード:エンパワーメント論、教育、JICA


NGOによる女性のエンパワーメント支援「エリトリア帰還女性難民支援の経験から」
  
 
講師:浅川 葉子(特定非営利活動法人ジェン(JEN) 事務局次長)
講義内容:NGOによってエリトリアで展開された女性の自立支援事業を紹介すると同時に、その支援事業の手法を学ぶ。開発手法を理解することで、女性の自立支援事業で遭遇する問題点、NGOの抱える課題、関係機関との連携の可能性を検討する。
目標:女性の自立支援を通じた草の根の市民社会のエンパワーメントの可能性を理解する。また、NGO独自の事業を理解する。
キーワード:エリトリア、帰還民、女性、自立支援
 
 
講師:山本 愛一郎(独立行政法人 国際協力機構アフリカ部調査役)
講義内容:アフリカの地方農村地域社会が抱える多くの課題を克服し、自立発展していくため、「人間の安全保障」を重視したコミュニティー開発についてJICAプロジェクトを例に学ぶ。
目標:コミュニティーの抱える問題点を理解し、コミュニティーのエンパワーメントと外部者である国際協力の可能性と限界を理解する。
キーワード:エンパワーメント論、アフリカン・ビレッジ・イニシアティブ、人間の安全保障
 

参加型開発概論(その歴史・多様な手法)

講師:石田 洋子
(潟Rーエイ総合研究所主任研究員)
講義内容:参加型開発について、その誕生の背景と多様な手法、問題点を理解する。その後、講師をファシリテーターに、受講生は複数のグループに分かれ、ワークショップ形式で開発事業の作成に取り組み、実際に参加型開発手法を学ぶ。
目標:参加型開発を理解する。参加型開発手法を実際に使ってみる。
キーワード:参加型開発、ワークショップ


【 講師陣の紹介 】

●1日目:10月29日(土)


大林稔(龍谷大学経済学部 教授)
 経済学修士(早稲田大学)。民間企業に勤務後、外務省経済担当専門調査員として在ザイール大使館勤務(1983-1985年)、貿易研修センター(国際貿易大学)専任講師(1986年-1988年)、国連開発計画(UNDP)シニアエコノミスト(ブルンジ・フィールド・オフィス勤務)(1988- 1990年)、外務省アフリカ担当専門調査員として在フランス大使館勤務(1990-1993年)、龍谷大学経済学部助教授(1993- 1996年)を経て1994年より現職。

遠藤貢(東京大学大学院総合文化研究科 助教授)
 主に南部アフリカ諸国の現代政治を研究。本務校では大学院の教育プログラムである「人間の安全保障」プログラムでも運営委員をしている関係で、紛争と和解・共生といったテーマでもゼミを担当。主な著作に、「アフリカ『市民社会』論の展開」(『国際政治』,2000年)「新生南アフリカと『市民社会』」(『新生国家南アフリカの衝撃』,アジア経済研究所,1999年)「アフリカにおける民主化と女性参加」(『社会科学紀要』,1999年)など

峯陽一(中部大学国際関係学部 教授)
 京都大学文学部史学科卒、同大学院経済学研究科修了。南アフリカ・ステレンボッシュ大学助教授を経て現職。専門は開発経済学、アフリカ地域研究、人間の安全保障研究。主な著作に、『憎悪から和解へ』(京都大学学術出版会、共編著)、『現代アフリカと開発経済学』(日本評論社)(第4回国際開発研究 大来賞受賞【平成12年度】)、『南アフリカ』(岩波新書)など。


●2日目:10月30日(日)

黒田一雄(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科 助教授)
 アジア経済研究所開発スクール、スタンフォード大学大学院、コーネル大学大学院修了、Ph.D.(教育・開発社会学)。Overseas Development Council研究員、広島大学教育開発国際協力研究センター講師・助教授を経て、現職。近著に、『国際教育開発論―理論と実践』(黒田一雄・横関祐見子編 有斐閣)、『アフリカの開発と教育』(澤村信英編 明石書店)。

浅川葉子(特定非営利活動法人ジェン 事務局次長)
 上智大学経済学部経済学科卒。1994年より特定非営利活動法人ジェン(JEN)勤務。1994年より1999年まで旧ユーゴスラビア地域に駐在。難民・国内避難民を対象とした緊急・復興支援事業を実施した。1999年に帰国し、本部事務局(東京)勤務。2000年より現職。2000年10月及び 2001年2月に、2度エリトリアを訪れ、帰還民再定住支援のための調査を行った。その後も、エリトリア事業を本部からサポートしている。
 
山本愛一郎(独立行政法人 国際協力機構アフリカ部 調査役)
 行政管理学修士(米国コロンビア大学)。1979年JICA入職後、広報課長代理(1992年-1995年)、国際緊急援助隊事務局業務課長(1995 年-1998年)、評価監理室調査役(1998年-2000年)などを経て、国際連合東チモール暫定行政機構上級民政官として出向(2000年-2001 年)。JICA英国事務所長(2001年-2005年)を経て2005年8月より現職。

石田洋子(潟Rーエイ総合研究所 主任研究員)
 国際協力学修士(東京大学)、15年以上に亘って、参加型開発と合意形成を専門とする開発コンサルタントを務める。JICAの「マラウイ教育行政官に対する技術協力案件(2000年11月から2005年9月)」や「マレイシアサバ州農村女性支援案件(2001年1月から2003年3月)」で調査団長を務める。この他、エチオピア教育開発調査、セネガル零細漁村開発、シエラレオネ人間の安全保障案件など開発援助事業に多数携わってきた。現在、(株)コーエイ総合研究所主任研究員、東京大学大学院工学系非常勤講師。
コメンテーター&ファシリテーター

小峯茂嗣(アフリカ平和再建委員会ARC/早稲田大学)
 国際経済法学修士(横浜国立大学)。早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)客員講師(インストラクター)。NGOアフリカ平和再建委員会(ARC)事務局長(1997年〜2004年)として、内戦後のルワンダの平和構築支援に従事したほか、2003年にはTICAD IIIのための市民行動(ACT2003)」代表世話人も務めた。2004年、横浜国立大学大学院博士後期課程満期退学。ルワンダ内戦後の国民和解政策について研究。

杉木明子(神戸学院大学法学部国際関係法学科 助教授)
 政治学博士(Ph.D.)(英国エセックス大学大学院)。津田塾大学卒、慶應義塾大学大学院修士課程修了、ロンドン大学(LSE)修士課程(国際関係論)修了。専攻は国際政治論、国際人権論、アフリカ現代政治論。現在の研究テーマはアフリカにおける「平和構築」と開発援助、多文化主義統合と「集団の権利」、難民保護と「人間の安全保障」。主な著書・論文に『アフリカ』第2版(共著 自由国民社,1999年)、「政治理論における「集団的人権』概念と人権保障」『国際人権』国際人権法学会2003年報第14号(2003年)など。

舩田クラーセンさやか(東京外国語大学 講師)
 国際関係学修士(神戸市立外国語大学)。国連モザンビーク活動選挙部門オフィサー(1994年5-12月)、津田塾大学国際関係学研究所研究員(2002-2004年)を経て、2004年より現職。専門はアフリカ現代史(モザンビーク武力紛争・平和と歴史)。また、津田塾大学大学院在学中に日本政府派遣ボスニア・ヘルツェゴビナ選挙監視要員、日本政府派遣パレスチナ選挙監視要員(共に1996年)として現地に派遣された。その他国内NGOであるモザンビーク支援ネットワーク(旧モザンビーク洪水被害者支援ネットワーク2000-2002年)代表を務めている。

【後援&協力者】
 後援団体: 独立行政法人 国際協力機構(JICA)

 協力者:月形 鉄兵(アーティスト) akira@noise-net.com 

     連続講座「アフリカ学中級コース」ポスターデザイン協力者。
      12年間NYにて、写真、映像、グラフィックの仕事に携わり、現在日本にてアーティストとして活躍中。

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ご不明な点は、TICAD市民社会フォーラムまでお問い合わせ下さい。

   連続講座『アフリカ学』  担当: 提坂(サゲサカ)
   E-mail: africa-seminar@ticad-csf.net  TEL&FAX: 03-5286-8261
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