| Viva ! Africa 【 TICAD市民社会フォーラム メールマガジン 】 |
| ► 第30号 |
(2/2) 2006.10.23発行 |
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TCSFメールマガジン NO. 030 2006.10.23
Viva! Africa -People's network across continents
ビバ アフリカ!- 大陸を越えた市民のネットワーク
発行:(特活)TICAD市民社会フォーラム(TCSF) http://www.ticad-csf.net/
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━━━━━━━━━━━━━ 目 次 ━━━━━━━━━━━━━━━━
■TCSFについて
■イベント情報
・TCSF西日本部会 勉強会 子ども兵「国家」とメディア
11月17日(金)18:30~20:30
・他団体主催: 赤十字シンポジウム 2006
「貧困に立ち向かって ~アフリカを忘れない~」 11月11日(土) 13:30~16:00
・TCSF研究センター 第6回勉強会 JICA客員研究 最終報告
「アフリカ市民社会の役割と市民社会強化支援の現状と展望」
11月12日(日)13:00~15:00
・TCSF研究センター 第7回勉強会 「近年の中国とアフリカ間関係」
11月17日(金)18:30~20:30
・TCSF 連続講座 「アフリカ学(中級コース)」 12月16日(土)、17日(日)
■安部新政権の誕生によせて
■各ワーキンググループ(WG)より
・アドボカシーWG、10月14日~15日の海外ゲストを迎えてのシンポジウム報告
・白書WG、現地NGOからの報告、ほぼ出揃う
・パートナーシップWG、エチオピアセミナー開催報告
・アラートWG、10月下旬にアラート通信6号を発行
・研究センター、勉強会の報告
■Topics
・ODA一元化、JICA法改正案を閣議決定
・世界の飢餓指標を発表、アフリカと南アジアが深刻
■Voice from Africa
初心に戻って納得の一言(セネガル)
■お知らせ
・「アフリカ政策市民白書 2005」(製本版)の販売について
■編集後記
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*☆★ 安倍新政権の誕生によせて ★☆*
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就任後間もない安倍首相のアフリカ政策を語るのはやや早すぎるようで
9月29日の首相就任演説を含めて、新首相がアフリカに言及した発言はまだ
見当たらない。
アフリカ政策では政府開発援助(ODA)が重要な要素だが、安倍首相は開発や
人道ではなく、もっぱら安全保障の道具としてODAをみていると思わせるフシが
ある。
就任演説でのODAへの言及は、二カ所。一つは(首相主宰の)海外経済協力
会議が主体となって展開すると述べた部分、もう一カ所はイラクの自衛隊派遣に
関するくだりで、「今後も航空自衛隊の支援活動や非政府組織(NGO)とも連携
したODAにより、イラクの復興を支援してまいります」と述べているところだ。
これだけでも、ややきな臭い感じがするが、さらに前後の文脈も考慮すると、
首相のODA観が透けて見える。
二ヶ所の言及は、集団的自衛権の研究、エネルギー資源の確保、安保理の
常任理事国化など、安全保障外交の文脈でなされている。首相は「政府開発
援助の戦略的展開」を主張しているが、首相のいう「戦略」とは、軍事的ニュアン
スが強いのではないかと危惧される。
首相の実父、安倍晋太郎氏は、1984年に外相として初めてアフリカを訪問して
いる。また所属派閥の長、森喜朗氏はアフリカを訪問した初の総理大臣であり、
日本アフリカ議員連盟を組織している。
G8を主催する2008年は首相にとっても重要な年となるはずだ。今後、安倍首相
には、アフリカと、ODAの本来のあり方に目を向けてほしいものだ。 (大林 稔)
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【各ワーキンググループ(WG)より】
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●アドボカシーWG
10月14日、東京・広尾のJICA地球ひろばにおいて、「2005年グレーンイーグル
スサミットからなにが学べるか~貧困削減に向けて、政府と市民社会はどう対話
したのか」と題するシンポジウムおよび分科会が行われました(TCSFほか共催)。
午前中のシンポジウムには100名近くが参加し、英国国際開発省(DFID)や
英国NGO、そしてアフリカのNGO関係者などからの報告の後、質疑応答におい
て、2005年キャンペーンの反省や2008年に向けての課題について活発な議論
が繰り広げられました。
特に、タンザニアNGOのキマンボ氏からは、市民社会と政府との対話の難しさ
に関して興味深い報告をいただきました。
午後は、「政策協議」、「連携」、「南の声をどう活かすか」のテーマ別分科会が
開かれ、2008年に向けた政府と市民社会の対話のあり方について、世界の
貧困削減に関わる日英、タンザニアのNGO、研究者、日本や英国の援助関係
者が意見を交換しました。
英国モデルの成果と課題から日本の関係者が学べる点は多く、教訓を共有でき
たことは大きな収穫でした。
翌15日には、前日のシンポジウムのゲストであるキマンボ氏を囲み、2008年に
向けたTCSFの戦略についてブレーンストーミングを行いました。
同時に、10月3日にエチオピアで行われたTCSFのパートナーシップセミナーの
模様が、帰国直後の石田理事から報告されました。
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●白書WG
白書WGでは「アフリカ政策市民白書2006」(白書第2号)の発行に向けて、
国内外での作業に取り組んでいます。
国外では、マラウイ・マリ・エチオピア・セネガルの現地NGOによるODA案件と
日本のNGO支援に関する評価報告書がほぼ出そろい、打ち合わせ・編集の
段階に入っています。
また、10月3日に開催されたパートナーシップ・セミナーなどをつうじて、セミナー
WGと協働した情報収集も進んでいます。
国内での作業に関しては、10月4日に、白書第2号作成に協力してくださった
NGO、日本国際ボランティアセンター、サパ=西アフリカの人達を支援する会の
方をお招きして、勉強会を開催しました。勉強会では、白書2号のテーマである
『市民社会』に関する活発な討議が行われました。また、笹川アフリカ協会と
国際農林水産業研究センターの方からも『市民社会』に関するコメントを頂きま
した。
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●パートナーシップセミナーWG
10月3日、エチオピアのアディスアベバで「パートナーシップセミナー」を
開催しました。現地NGO 44団体のほか、日本大使館、JICAの参加を
いただき、アフリカ開発会議(TICAD)、日本の対エチオピアODA、草の根・
人間の安全保障無償資金協力、JICAの対エチオピア事業等に関して活発
な議論がなされました。
議論の中で、TICADの知名度の低さやODAに関する情報発信の必要性
などを、現地の率直な生の声を聞くことで改めて感じることができました。
また、現地NGOのTICADや日本の援助に対する理解が深まったと感じる
セミナーとなりました。
今後のセミナーWGの動きとしては、11月中旬頃にセミナーの報告書を完成、
エチオピアでのセミナーの成果・反省点(スケジュール調節など)を生かして
07年1月9日にマラウイで開催予定のセミナーに向けて準備を進めて行く
予定です。
なお、パートナーシップセミナーWGでは、10月下旬にエチオピアセミナー
の報告会兼セミナーWGの会合の開催を予定しています。日時・場所等は
未定。
参加ご希望の方は小池(nycats1985@yahoo.co.jp)までご連絡ください。
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●アラートWG
アラートWGでは、現在、10月下旬に発行予定の『アフリカ・アラート通信
第6号』の作成を進めています。こちらでは、コンゴ民主共和国における
選挙のその後、世界食糧計画(WFP)による天候デリバティブなどについて
お届けする予定です。
また、『アフリカ・アラート通信第5号』の縮小版の英訳を、アラートWG英語
版ブログのページにアップロードしました。アフリカのCSOからの情報もあわ
せてご確認いただけますので、どうぞご参照下さい。
英語版ブログ---> http://blog.livedoor.jp/ticad_csf_english/
日本語版ブログ---> http://blog.livedoor.jp/ticad_csf/
アラート通信第5号(全文12頁)--->
http://www.ticad-csf.net/alert05.pdf
なお、10月15日にアラートWGの会合を持ち、アラート通信第6号の掲載
記事の検討と、今後の活動予定について話し合いました。次回の会合は、
来年1月12日を予定しています。
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●研究センター
9月8日に第5回勉強会が開催され、(財)国際開発センター顧問/TCSF理
事の高瀬国雄氏を講師に、『日本・アジア・アフリカ: 農村社会開発の評価
と展望』というテーマでお話していただきました。
約20人の参加者と共に、農村社会開発の展望と今後の課題などについて
活発に議論しました。
過去の勉強会報告はTCSFウェブサイトで閲覧できます。
---> http://www.ticad-csf.net
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▼そのほか、各WGの活動の詳細はこちら---> http://www.ticad-csf.net/
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*☆★ Topics ★☆*
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●ODA一元化、JICA法改正案を閣議決定
10月13日の閣議において、ODAの実施を国際協力機構(JICA)に一元的
にゆだねることなどを柱とした独立行政法人国際協力機構法改正案が決定
された。
JICAは技術協力を実施してきたが、今後は、国際協力銀行(JBIC)が実施
してきた円借款業務と外務省の無償資金協力業務も担うことになる。外務省
のODA業務は主に企画・立案に特化され、JBICは2008年度に解体される予定。
●世界の飢餓指標を発表、アフリカと南アジアが深刻
国際食糧政策研究所(ワシントン)が、16日の「世界食料デー」を前に、各国の
飢餓状況をランク付けした「世界飢餓指標」を発表。サハラ以南のアフリカと
南アジアが特に深刻な状態にあることが浮き彫りとなった。
同研究所の分析によると、飢餓の3大要因は「不適切な経済政策」 「紛争」
「エイズ」。
アフリカ諸国の多くは内戦の影響を受けた国だが、アフリカでまん延するエイズ
は農業生産力を低下させ、栄養不足でより感染しやすくなるなど、悪循環を引き
起こしているという。また、インドやボツワナなど、国民総所得が大きい割に飢餓
が深刻な国もあり、貧富の差が激しくなっているのが一因としている。
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*☆★ Voice from Africa ★☆*
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●初心に戻って納得の一言
「農民はそれぞれが、それぞれの戦略を持っている。
彼らの戦略を私たちが理解していくことが必要なんだ」
(ENDA-GRAF:ママドウ氏。白書2号4章作成のプロセスから。
2006年セネガル・ダカールにて)
TCSF白書のアフリカから見た日本の援助ですでに皆様にもおなじみのママドウ氏。
今夏、白書2号4章作成を進めるミーティングでの彼の一言に「ドキッ」としました。
この一言はとても基本的なことですが、実行するのはなかなか難しい。
「援助する側の都合」が最終的には優先してしまわないように、民衆の声を
本当に聴ける耳とハートを持ち続けたいと思います。
言うほど簡単ではないことは分っています。でも不可能ではないですよね。
(Komi KEITA UCHINO)
編集部注:
セネガルのNGO、ENDA-GRAFコーディネーターのママドウ氏には、TCSF「アフ
リカ政策市民白書」第1号に続き、第2号においても、調査・執筆のご協力をいた
だいています。
日本の援助が現地でどのような影響を及ぼしているのか、受け手からの視点で
評価していただきました。白書第2号は今年末までに発表予定です。請うご期待!
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◇◆お知らせ◆◇
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●「アフリカ政策市民白書 2005」(製本版)の販売について
TCSFが昨年12月に発表した「アフリカ政策市民白書 2005」の製本版
(本体1300円/税別)は、(株)晃洋書房より出版されています。
購入ご希望の方は、お近くの書店か晃洋書房(電話 075-312-0788)に
ご注文ください。
インターネットのネット書店などから購入される方は、ぜひTCSFのウェブサイ
トにリンクしている【amazon】から書名を指定してお申し込みください。
購入代金の一部がTCSFの活動資金となります。
ぜひこちらにリンクしている【amazon】から--->http://www.ticad-csf.net/
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◇ ◆編集後記◆◇
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TCSFは、TICAD 4とG8サミットが日本で行われる2008年をターゲットイヤー
とし、日本の対アフリカ政策をよりアフリカの民衆のために役立つものとするよ
う、アフリカの草の根の声を政策策定や実施の場に届ける活動をしています。
アフリカは遠いと感じる人もいるかもしれません。TCSFの勉強会はそんな人た
ちに、同時代を生きる仲間としてのアフリカを知るチャンスを提供しています。
詳しくは【イベント情報】をご覧ください。(下村)
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【お問い合わせ・ご感想について】
この『TCSFメールマガジン』の内容に関するお問い合わせ、ご感想等は
こちらの宛先にお願いします。 E-mail:info@ticad-csf.net
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【会員募集中】 ~知る・つながる・広がる―共に創る、アフリカの未来~
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●TCSFでは、一緒に活動してくださる方、またサポートしてくださる方を募集し
ています! 活動に関心があり賛同してくださる方なら、どなたでも歓迎です♪
◆個人会員 8,000円/学生会員 5,000円
◆団体会員 30,000円/非営利団体 10,000円
◇個人賛同会員 年額1口 20,000円(1口以上)
◇団体賛同会員 年額1口 50,000円(1口以上)
◆ご寄付など
詳しくは、こちら--->http://www.ticad-csf.net/
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■発行元■
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特定非営利活動法人 TICAD市民社会フォーラム(TCSF)
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-21-1
早大西早稲田ビル7F プロジェクト室613-6号室
早稲田大学 アジア太平洋研究センター気付
電話&ファクス:03-5286-8261
E-mail:office@ticad-csf.net ホームページ:
http://www.ticad-csf.net/
発行責任者:大林 稔
編集責任者:渡瀬のり子 編集:広報チーム
TCSFメールマガジン バックナンバーはこちら
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