「平和の定着会議」では、初めに議長を務める塩崎恭久副大臣が開会の挨拶をした。塩崎副大臣は、「平和の定着」が、「人間中心の開発」、「経済成長を通した貧困削減」と共にTICADプロセスを通した日本の対アフリカ政策の3本柱の一つであることを報告した。 同時に、日本の対アフリカ政策では、「平和の定着」のために、「セキュリテ(Security)」、「ガバナンスと移行(Governance and
Transition)」、「コミュニティ再建と社会経済開発(Community Reconstruction and Socio-Economic
Development」の3分野を、重点分野として新イニシアティブを進めること、この新イニシアティブでは、平和の定着で特に重要な段階にある地域や国々に対し、2006年3月末までに約6,000万ドルを供与することが発表された。
全体的にマクロなレベル、理念レベルの発表や発言が多い中で、カンボジアの発表は、実施してきた地雷除去事業の具体的な説明だったので、際立っていた。この会議に続く、より実質的な連携のためのフォーラムが用意されるなら、こうした具体的な経験の話が有効となるであろう。日本の支援と国連機関の機動力を組み合わせた事業の展開(スーダンでのUNICEFとの連携、リベリアでのUNHCRとの連携など)の発表もあり、日本政府の支援に期待が集中していたように感じられた。 スイスのNGOであるFemmes
Africa
Solidariteの代表が閉会直後に私たちの席に来て、「この市民社会代表の参加状況では、とても市民社会をパートナーとして見ているとは思えない。市民社会には参加経費の支援がまったくなかったのは残念だ」と語った。