第12回TNnet会合 議事録
日時:2008年1月31日 15:00-17:00(TNnet会合)
(13:30-15:00(タスクチーム会合))
場所:早稲田大学19号館 610号室
参加団体:(特活)アフリカ日本協議会、アフリカ理解プロジェクト、(特活)草の根援助運動、(特活)サパ=西アフリカの人達を支援する会、(特活)TICAD市民社会フォーラム、(特活)日本国際ボランティアセンター、財団法人日本フォスター・プラン協会、日本リザルツ、(特活)ハンガー・フリー・ワールド、(特活)ほっとけない世界のまずしさ、(特活)ワールド・ビジョン・ジャパン、(特活)横浜NGO連絡会、2008年G8サミットNGOフォーラム事務局
【報告事項】
(1)24日運営委員会報告【谷村】
(2)アフリカ外交団(ADC)との懇談会報告【舩田】
(3)APFに関しての進捗状況【高木】
(4)収支・カンパ状況の報告【西岡】
【審議事項】
(1)アフリカ・ディアスポラ団体へのネットワーク設立に際してのメッセージ第五回定期協議会の反省【舩田】
(2)TICAD地域会合(ガボン)への準備【冨田】
(3)各作業チームの報告、審議、承認【各チーム長】
(4)本番での参加形態について 【斉藤】
(5)第6回定期協議会の準備状況と議題の確認【山田】
(6)アフリカ外交団との連携の中身【舩田】
(7)アフリカ支援に関する官民フォーラム常設について【舩田】
(8)2月に来日するアフリカNGOとの会合について【舩田】
【報告事項】
(1) 2007年1月24日運営委員会報告
【報告】 (WVJ谷村)
1月24日(木)に運営委員会を開催。主な審議内容は下記の通り。
•TNnet作業チームの作業内容・プロセスについて
•VOICES修正にあたり、アフリカNGOとどのようにコンタクトを取るか
•1月24日(木)15時~16時のアフリカ外交団(ADC)とのミーティングの議論ポイントの確認
•G8サミット向けの環境対策に$100億を充てるという政策に対して、アフリカに絡めてイニシアチブを取るために、市民社会としてどの様に絡んでいくのがよいか等
(2) アフリカ外交団(ADC)との懇談会
【報告】(TCSF舩田クラーセン)
2007年1月24日に運営委員でガボン大使館へ行き、アフリカ外交団(ADC)とのミーティングを行った。ADCからは主としてTICAD委員会の委員大使が参加した。6名の大使が参加したことから、それだけ市民社会との対話や協力を重要と考えていることが伺えた。アフリカ・オーナーシップや市民社会の役割の重要性について確認し合った他、日本でアフリカをPRするためにTICADを活用すべきという共通認識の上、連携体制を確立すべき点だということは両者が合意した。
<Africa Information Centerの設置>
•ADCがAfrica Information Centerを設置し(国連大学1Fにすでに場所確保)、これをTICADフォローアップ機能として運営できるようにと考えており、すでに外務省からは了承を得ている。ADCによると、外務省、アフリカ外交団で運営をすることを考えていたが、是非市民社会も参加し、センターを役立てようというADCからの呼びかけがあった。
•また、すでにWEBが作成されており(英語のページとなっているが)、日本語の翻訳業務など、WEBの運営に協力してほしいと要望された。(学生でも良いのでボランティアを募集してほしいとのこと。)
<その他議論>
•経済成長と投資に重点を置くものの、ADCは社会開発の重要性の認識もしており、市民社会がその部分に関して常に力点を置いてくれているので、サポートに感謝しているとの意見を頂いた。
•日本政府の出しているアクションプランについて、外交団も何かコメントをしようと考えているが、意見が合致する点については、共同してロビー活動を行ってもよいのではないか、との提案。
<確認事項>
今後の連絡窓口としては、TICADについては、TICAD委員会委員長のジンバブエ大使を窓口とし、アフリカン・フェスタ等のサイドイベントについてはコンゴ大使と共にやってほしい、とのこと。
【次回以降の審議事項・フォローアップ】
•Africa Information CenterのWEB運営について、ボランティアを募集。
•Africa Information Centerの運営について、具体的にどのように連携をとっていくのが良いと思うか、TNnet内でも検討が必要。
(3) APF(Africa Partnership Forum)に関しての進捗状況
【報告】(TCSF舩田クラーセン)
APFの進め方について、G8サミットNGOフォーラムと情報共有をしつつ、高木(2008年G8サミットNGOフォーラム事務局(兼TNnet運営委員))から外務省への第11回TNnet月例会合でまとめた問題提起(市民社会の出席者数の拡大、APF会議のオブザーバー参加、アフリカNGOの招聘(費用負担)、準備調整会合の開催費用の負担など)をしてもらったところ、外務省のAPF担当官からは、下記のような回答がきたところで現在は話が留っている。
<TNnetからの問題提起に対する外務省からの返答>
•アフリカNGOの招聘費については1名に限り負担することが可能
•市民社会セッションに向けたワークショップに関しては開催費を負担するつもりはない
外務省側からは、TNnetと2008年G8サミットNGOフォーラムを交えた、アフリカ第一課長との面談の要望(2月13日)がきているため、その前に、2008年G8サミットNGOフォーラムとTNnetで会合を持ち、APFに向けて市民社会の要求をどのようにするかを議論する必要がある。
TNnetとしては第11回月例会合で取りまとめた問題提起(要望点)があるが、もう一度、過去と今回のAPFの異なる点を情報共有しておきたい。
<過去と今回のAPFの違なる点>
•昨年ドイツでは、政府、市民社会、NEPADがAPFをどのように進めていくのかという話し合いの場を持った。
•資金についても、NEPADの後押しにより政府が負担した。(ドイツの場合と比べても、日本政府の対応は遅く、資金についても拠出予定はなし。しかし、最近になり、NEPADから2000万円を必要資金として要求する文書が政府に送られている)
•ドイツの場合は、APF議長が市民社会セッションに来て、その主張を聞くという形が取られた。
•アジェンダの柱については、ドイツの際は6つあり、今回は3つの予定。
(4)収支・カンパ状況の報告
【報告】(TNnet事務局 西岡)
1月18日の第11回月例会合で、1月18日勉強会の前までの活動を第一期とし、今後の活動を第二期とすることが確認された。第一期までの活動における赤字が合計39,684円、第二期の活動にかかる必要経費(予算)の見込みは332,900円。これは、主として直前シンポジウムや閣僚会議の資料印刷費など、本番に近づきいよいよ活発化する活動を支えるために不可欠な費用。第二期について、計、372,584(約40万)の予算が見込まれる。カンパという形で皆様に呼びかけさせて頂くので、団体へ持ち帰り是非ご検討頂きたい。
【意見】
•今後参加団体も増えるのではないか。事務局がカンパを募る際には、今までのTNnetの成果と今後の更なる活動に必要な経費として、前向きな文言で呼びかけてもらいたい。
•寄付をするにしても、口座がTCSFと同じなので、TNnetへの募金を明確に区別してほしい。
•37万円を30数の加盟団体で割ると一団体1万円プラスαを寄付すれば、この額は集まるはず。もちろん、加盟団体に財政負担を求めるのは最初の合意ではなかったが、活動に成果が出て、第二ステージに向かうにあたって、活動を支えるには不可欠な負担であると考える。
【決定事項】
•(TCSFはTNnetの特別口座を開設しないため、)口座に入金する際に、TNnetの活動費のために入金したことが判るよう、振込み人の最後に“TN”と入れ、メールで事務局山田まで連絡する。
【審議事項】
(1)アフリカ・ディアスポラ団体へのネットワーク設立に際してのメッセージ
【決定事項】
アフリカのGLADというネットワークから、ネットワーク設立の連絡が来たため、TNnetとしてお祝いのメッセージをTCSF舩田クラーセンから連絡する。
(2)TICAD地域会合(ガボン)への準備
(1)推薦団体一覧の審議と承認 (HFW冨田)
外務省からは、ガボンでのTICAD閣僚会議への参加について、TICAD共催者と交渉するためにも、いち早く推薦団体リストを提出してほしいと言われている。本日決定しなければいけないのは、TNnetから派遣する参加者(TICAD共催者費用負担)1名、TNnet加盟団体が推薦する団体のアフリカNGOの推薦優先順位、TNnetから自費参加可能な5名についても優先順位を決める。
<TNnetから派遣する参加者(TICAD共催者費用負担)1名>
立候補者は1名。(特活)ハンガー・フリー・ワールド冨田沓子氏は、10月シンポジウムでのVOICES作りにも中心的に関わり、チュニジアでの地域準備会合でも参加。今回のガボンでのTICAD閣僚会合においても大きく貢献するであろうということで、冨田氏をTNnetからの派遣者とすることを全員異議なく承認。
<アフリカの推薦団体に優先準備をつけるにあたり、(前回会合で承認されたクライテリアと共に)以下の基準を優先して選考することとする:>
①TNnetのVOICESにインプットを盛り込めるの専門性を持つこと
②VOICES修正作業のためにも、専門分野のバランス
※VOICESに必要な項目(教育、ジェンダー、環境、平和構築、保健、障害者、消費者)
③アフリカ全体を代弁できること
④ジェンダーバランス (アフリカ市民社会からの指摘)
各推薦団体からの推薦理由の発表を行い、優先事項に当てはめて、優先順位を決定:
優先順位
1.Mr. Gustave Assah (Civic Commission For Africa)
(10月シンポジウム・チュニジア地域準備会合参加、分野:教育)
2.Mrs. Rose Wanjiru (G-CAP Kenya)
(10月シンポジウム参加(G-CAP Kenya)、分野:ジェンダー)
3.Mme. Josephine Ouedraogo (ENDA-TM)
(10月シンポジウム参加(ENDA-TM)、分野:環境)
4.Mr. Vasu Gunden (ACCORD)
(分野:平和構築)
5.Mr. Rotimi Sankore (Africa Public Health Rights Alliance. “15% Now!”)
(チュニジア地域準備会合参加、分野:保健)
6.Mr. Alex Phiri (Disabled Peoples International (SAFOD))
(分野:障害者)
7.Mr. Summuel Essoungou (Association Pour la Defense des Consommateurs (APDC))
(分野:消費者団体)
8.Ms. Sue Mbaya (World Vision Africa Region)
(分野:緊急援助、開発援助、アドボカシー)
9.~16. (自費で参加可能な日本リザルツ・AJFの団体を、両団体の協議の上、順序付けする。)
17.Mr. Falla ENsa-N’Dayma (Civil Society Alternative Process of Sierra Leone (CSAP-SL))
(ナイロビWS参加、分野:平和の定着)
<TNnetから自費参加者(優先順位準)>
1.高木美恵(日本フォスター・プラン セネガルオフィス)
2.白須紀子(日本リザルツ)
3.舩田クラーセンさやか((特活)TICAD市民社会フォーラム)
4.稲場雅紀((特活)アフリカ日本協議会)
5.小川沙良(日本リザルツ)
(2)市民社会セッションの形式について(HFW冨田)
チュニジアでの地域準備会合の際には、事前調整会合する時間が確保できなかったため、地域準備会合1日目に市民社会セッションを利用して、他のNGOと2日目の発表内容を調整せざるを得なかったため、1日目に開催されている分科会へオブザーバーとして参加し情報収集することができなかった反省がある。そのため、閣僚会議で開催される市民社会セッションに関しては、会議開催前日に発表内容を議論して、当日の市民社会セッションは、“発表メイン”で時間をかけず、出来るだけ他の分科会に参加できるような形式で開催するのが良いのでは、と運営委員から提案。
その際の問題点としては、
•19日に事前調整会合の場を持つとして、会場はどこにするか
•19日に現地入りするとなると、18日の宿泊費などは(TICAD共催者からの費用として負担されないため)自己負担となる。
【フォロー】
•閣僚会合参加者は、事前調整会合の場所を探しておくこと
•アフリカNGOを推薦した団体は、推薦団体に19日の調整会合の参加を確認しておくこと
•事務局から外務省へ、ガボンでの閣僚会議の開催場所・ホテルなどについて確認すること
(3)各作業チームの報告、審議、承認
(13:30-15:00に行われたタスクチーム会合の決定事項の報告)
< Policyチーム> (WVJ谷村)
チームリーダー:WVJ 谷村
チーム名称:政策チーム
活動:VOICESの修正と日本の出すアクションプランへの対応。VOICESは、3本柱・4つの協力分野に現状分析をつけ、TICADへの期待も書く。提言はDevelopment Partners宛、特に日本政府とTICAD共催者宛て。
工程:VOICES骨子たたき台 今週中に作成
2月4日以降 アフリカのNGOと議論(アフリカNGOと修正)
2月11日 政策チームで再度MTG
2月25日に完成→TNnetへ投げる
•アクションプランへの対応は、日本政府の方向性についての資料を、AJF斉藤さんが日本語英語で、作成する。
•メーリングリストについては、誰が入るのかを事務局が確認し、メーリングリストを作成すること。
<Public Mobilisation チーム>(プラン 林)
チームリーダー:プラン 林
チーム名称:PRチーム
活動:3チームに細分化 (TICAD直前シンポジウム、アフリカン・フェスタ2008、広報資料作成)※グループ化されていないが、メディア対応の人員を検討する
(TICAD直前シンポジウム)
同シンポジウムの開催予定日である5月24・25日に横浜で空いている会場(JICA横浜以外)がないか確認し、TICAD直前シンポジウムは、“戦略版”と“市民交流版”の折中の形のものを開催するという会合での意見を反映し、事務局は企画書を修正する。
(アフリカン・フェスタ2008の取りまとめ)
外務省から協力依頼が来ている、アフリカン・フェスタ2008のNGOの取りまとめについて、早急にアフリカ関係NGOへ連絡して、調査をする必要がある。ひとまずは、リザルツ五味さんから同フェスタに関わっている渡瀬氏と茂住氏に連絡を取り、どのように調査するか相談する。
(広報資料作成)
ガボンでの閣僚会議・4・5月のイベント、TICAD直前シンポ、TICAD本番へ向けて、TNnetの広報資料作成が必要。ガボンでの閣僚会議が一番早い日程となるため、それまでに英語・仏語の広報資料を作る必要がある。ただし、リーフレットなどの資料は、その後作成するということで対応。
(4)本番での参加形態について
【フォロー】
現状では、市民社会は29日の午後、スペシャルセッションとして行われる予定。29日の午後に活動などを発表。それについての運営委員会で議論。次回月例で承認を得る。
•要望書の文面の承認
TICAD本番の参加形態について、外務省も現在省内で市民社会の参加形態について調整しているようで、参加形態について具体的な要望書をTNnetで提出するために要望書の確認。(運営委員よりたたき台提出→TNNetのMLへ承認を呼びかける)
(13日)木寺審議官への面会の際に要望書を手渡しする。
(5)第6回定期協議会の準備状況と議題の確認
【フォロー】
第六回の定期協議会については、現在事務局と外務省で調整中。
(本日審議の時間がないため、)事務局は後日、議題案をTNnetへメールで投げ調整する。
(6)アフリカ外交団との連携の中身
【フォロー】(TCSF 舩田クラーセン)
上記で報告したように、アフリカ外交団(ADC)は African Information Centerの設置を進めており、TICAD共催者とも協議の上、Africa Information CenterにTICADフォローアップメカニズムを取り入れていこうとしている。NGOとの連携も積極的に考えているため、どのように協力できるか、今後具体的な検討が必要。(次回の会合の検討事項とする)
(7)アフリカ支援に関する官民フォーラム常設について
【報告】(TCSF 舩田クラーセン)
官民協議会において民=一般企業のみとなっている点についてNGO側から第五回定期協議会でも問題提起していたが、1月21日の報道によると、外務省の有識者会議において、「アフリカへの支援強化に向け、政府や非政府組織(NGO)、民間企業などが話し合う場を常設することなどを柱とする提言をまとめた。」とある。これについてどう対応(フォロー)していくか検討が必要。
NGO側の提案に対して外務省は否定的ではない。企業と始めたのは、アイディアがそれだけだったと言っていた。具体的な提案があれば検討するというような回答であるため、NGOとして、どの様にこの機会を使うのかは今後議論が必要。
【決定事項】【フォロー】
TNnetとして、官民協議会にNGOやその他のアクターも混ぜた協議会を提案が必要。外務省との協議(定期協議会・インフォーマル会合を含める)して、フォローしていく。
(8)2月に来日するアフリカNGOとの会合について
【報告】(TCSF 舩田クラーセン)
2月21日に早稲田大学アフリカ研究所主催で開催される「気候変動と資源希少化における日本のアフリカ政策~アフリカの人々の主導による持続可能な開発を目指して~」(TCSF事務局)(TNnet後援)の際に、10月27日のTNnet主催国際シンポジウムに参加し、ザンビア地域準備会合の市民社会セッションでも指揮をとった、ジョセフ・スーナ氏、同シンポジウムに参加したENDA-TMの団体からローレンス・S・フリント氏、アフリカ環境財団(EFA)のトミー・ガーネット氏が来日する。この機会に、上記3名とTNnetで、VOICES修正のため協議の場(2月22日午後)を持つことを提案する。
【決定事項】
AJF斉藤から、本会合の案内をTNnetへ送り、調整する。
以上