第10回TNnet会合 議事録
日時:2007年12月7日(金)12:00-14:00
場所:早稲田大学19号館
参加団体:(特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDo)、(特活)アフリカ日本協議会、アフリカ理解プロジェクト、(特活)SUPA=西アフリカの人達を支援する会、(特活)TICAD市民社会フォーラム、日本リザルツ、(財)日本フォスタープラン協会、(特活)日本国際ボランティアセンター、(特活)ハンガーフリーワールド、(特活)ピースウィンズ・ジャパン、(特活)横浜NGO連絡会、(特活)ワールド・ビジョン・ジャパン
【報告事項】
①第四回定期協議会の反省
②TICAD地域会合報告
③APFに関する情報共有
④サイド・イベント調整会合報告
⑤TNnet活動 収支決算報告(シンポ・地域準備会合分)
【審議事項】
①第五回定期協議会の審議事項と戦略
運営委員会で決定した議題表をもとに、誰が発表し、どのような話の流れにするかを提案。意見交換をし、戦略を立てる。
②TICAD本番までのTNnet活動見直し
APF、ガボン閣僚会合、TICAD直前シンポなど、これらのイベントにTNnetはどれくらい絡むのか。また、今回のシンポ及び二つの地域準備会合で出た提言をどこをターゲットに、どのようにまとめるか。
③TNnetWEB強化について(ブログとホームページ)
事務局ではホームページをメンテするキャパシティーが無いということでブログを作ったが、イベントWG発足後、やはりHPは必要だということで、立ち上げた。しかし、その後メンテも含めうまくいっておおいないため、今後、ホームページを誰に対して、どれくらい活用していく必要があるのかを検討
会合での報告事項
(1)第四回定期協議会の反省
今回は、ザンビア地域会合とチュニジア地位会合の間に開催したこともあり、政府側の出席者が少なかったが、国際機関からの出席者が多く、ざっくばらんな意見交換ができたことは非常に良かった。今回の定期協議会では、次回定期協議会に向けての具体的な交渉もできた。その次回の定期協議会では、以前の運営委員会・月例会合で決まっていたように、10月27日シンポジウムで発表したTICAD IVの3本の柱についてのアフリカ・日本の市民社会の声に対する政府見解を、アフリカ審議官だけでなく、出席していただいた国際協力局の別所局長からもいただくことを主たる目的としている。また、ザンビア・チュニジアで地域準備会合が一通り終わったことを受けて、3月のガボン閣僚会合に向けて、プロセスを整理するためにも、地域準備会合の反省点について意見交換する。
【問題提起】
・ 前回の定期協議会の際に配布されたザンビア地域準備会合の報告ペーパーの中に、TNnet加盟団体が入れるべきと考える文言が入っていなかったこと、そして事前の確認なしに定期協議会に出されたということが問題にあがった件に関して、どう考えるか。
【意見】
・ この点については、前回運営委員会で話した際、各加盟団体の主張したい文言のそれぞれを全てに入れようと各加盟団体がし始めるとネットワークとして成り立たないので、「緩やかなネットワーク」という趣意書の趣旨を十分基礎において、最大公約数的な活動を心がけることが確認されている。
・ また、この報告書は、TNnetの政策声明文ではなく、あくまでも参加者の文責による報告である。その点も明記されていた。
【決定事項】
・ 今後の手法としては、同種の報告については、TNnetの全体を表明する文書ではないということをどこか明記してもらう。つまり、作成者の責任を明示する。
・ ただし、TNnetとして出す報告書(現在、まとめてもらっているもの)については、事前に回覧し、修正提案などを受け、TNnetとして外に出せる状態にして外に出す。
・ いずれにせよ、出来る限り、事前に文書を共有していく努力をする。
(2)TICAD地域会合報告
【感想を含めた報告】
・TNnet代表の2名からの報告について、HFW冨田さんの報告についてはメールを参照し、プラン高木さんの報告については、林さんから口頭で報告。2日間の会議で、1日目に市民社会セッションを本会議と並行して開催。2日目に本会議にオブザーバー参加した。“協調”についてなど抽象的な話が多かった。参加してみて、国際的NGOの意見を拾ってもらえないような雰囲気があった。次回のガボン閣僚意会議へは、過去の地域準備会合などについても良く理解している者が参加するのが有効ではないか。
・ チュニジア地域準備会合へは外務省TICAD担当大使である小田野展丈大使も参加し、大使からは帰国後に、「市民社会も言いたいことが多くあったにも関わらず、自制して参加していたことは察する。ただ、市民社会セッションの報告はとても良かった。」とのコメントを頂いた。
【問題提起】
・ TNnetから推薦した1団体代表の参加をめぐってかなり大変な事態が発生した。結果として、代理の人が急遽参加することになったが、プロセスに問題があった。
【事務局説明】
・ 基本的にチュニジア政府からの許可が1週間を切っている時点で下りたことが主要因。その後にしか、UNDPのプロセスが開始しなかった。飛行機のチケットの手配もすべて、UNDPと参加NGOが直接することになっており、我々の関与できる部分はまったくなかった。
・ 問題提起の団体の参加については、西北部アフリカ以外の地域(ケープタウン)からの渡航に、UNDPが難色を示した。(西北部の会議であり、UNDPの予算として認められないと。)事務局としても、何とかすべく、UNDPに認めるよう依頼をし続けた。結局OKが出て、次にチケットの手配となったところでこの団体の代表が指定していた電話番号にUNDP担当者が何度電話しても連絡が取れず、タイムリミットとなりUNDPからその旨メールが送られ、その団体の代表が参加を見合わせるメールを皆に送った。それを見た同じ団体の人が、(自費で)参加を決め、会合に出席した。が、名前が変わっていたため、こちらも気を揉んだが、何とか会場に入れたらしく安心した。(補足:その後、この費用はUNDPによって負担されることになった。)
【意見】
・ 今回、TNnetから推薦したNGOの手続きで問題となったことは、チュニジア政府のNGOの選定が会合開催の直前(開催の6日前)であったことが言える。NGOに対して寛容でないチュニジアという国で地域準備会合が開催されると決まった時点で、TNnetとして、何か事前に対策を取れば良かった。
・ UNDPが航空券、宿泊などを予約し、自分では予約できないことも問題。このプロセスをどうにかできないか。TICAD共催者との反省会が必要。
・ 最終的にTNnet推薦NGOの5団体の参加は実現したが、チュニジア以上に難航が予想されるガボンに向けて、共催者とも準備が不可欠。
・ ただし、今回のやり取りで、日本政府もUNDPもNGOの参加を何とか支援しようと一生懸命であることが分かったことは収穫で、次に向けて準備を入念にしていきたい。
【決定事項】
・ 外務省・UNDPと、ガボン閣僚会議へ向けて早めにプロセスを確認すること。
・ 確実に参加できるNGO担当者を推薦する必要がある。
(3)APFに関する情報共有
APFの開催は、2008年4月7、8、9日。担当課は外務省中東アフリカ局アフリカ第一課。アルジェリアの会議には、目賀田審議官が出るなど、 TICADとの関係も深い。ドイツのAPFでは、アフリカとドイツの市民社会の代表がAPF前日に市民社会セッションを開催し、そのアウトカムを本会議で披露している。その意味で、ホスト国である日本の市民社会の対応は迫られてくる。NEPADが中心の会議であり、アフリカ諸国の一部(独裁国家など)は入っていないので、TICADの方が全アフリカと関わっていると言われる傾向にある。ただし、APFは開発省会議
・TICAD・G8サミットという一連の流れの只中で開催されるものであり、アフリカ市民社会が招聘されるであろうことを考えると、その重要性は認識し、何らかの準備が必要と考える。
【意見】
・ TICADはアフリカ開発の課題のための会議。TNnetはTICADへ向けて働きかけをしているにしても、アフリカ開発に関わるNGOとして適切なアプローチをしていく必要がある。
・ TNnetと2008年G8NGOフォーラムの連携を組んで取り組むことで、象徴的なイベントとなるのではないか。
・ ただし、APFはドイツにおいては、人権・平和構築、環境、ジェンダーが重視される傾向にあった。その意味で、G8サミットNGOフォーラムとの関わりはフォーラム全体とする必要があろう。
・ APFについて取り組むかどうかを本会合で決めるのではなく、TNnetとしてAPFについてもう少し知識を深め、どのように関わっていくかを検討してはどうか。
・ TICADとG8サミットをつなぐものとして重要とは思うが、APFでの議論など、動きを見ながら、2008年G8NGOフォーラムと検討会などをして対応してはどうか。
【決定事項】
・ G8サミットNGOフォーラムに正式に話しを持っていく。
(4)サイド・イベント調整会合報告
2007年11月29日、外務省中東アフリカ局アフリカ第一課が主催で、「TICAD IVサイド・イベント組織委員会」が開催され、TNnetからはイベントWGから日本リザルツ(五味)と(財)日本フォスター・プラン協会(林)が出席した。
・ TNnetとしては、詳細まで決まったイベント企画がないため、発言する場は少なかった。
・ 外務省より各イベントで市民の受け皿になってもらえるNGOリストを作成してほしいと依頼あり。
・ ブース出展料が5万~10万を予定している、という外務省の連絡。無料にしてもらえるよう、ブースの内容を提案してもらいたい。ブースにはアフリカ大臣、関係者、メディア、国際機関も来る。どのNGOがどこの地域を対象に活動しているのか地図があればいい。
・ 提案:TNnetとして外へ出たときに、TNnetのメンバーとして見せるものがないため、名刺にTNnetのロゴのシールを使ってはどうか。(コストの問題はあるが。)
【事務局からの連絡(外務省との確認事項)】
・ 本会議における市民社会セッションに関して、外務省中東アフリカ局アフリカ第二課へ確認をしたところ、TNnetが9月に提出した要望書において市民社会セッションの開催を述べているので、その件に関しては現在外務省で市民社会セッションをどのように開催するか、検討中。ただし、TICAD本会議中の、何日に、どれくらいの部屋の規模で、など希望があれば、外務省へ文書を提出してほしいとのこと。
【決定事項】
・ 運営委員会で、本会議における市民社会セッションに関する要望(日時、部屋の広さなど)についてまとめ、TNnetMLで確認を求め承認を得たあと、外務省へ提出する。
・ 運営委員会で、本会議における展示ブースの無料展示について要望書を作成し、TNnetMLで確認を求め承認を得たあと、外務省へ提出する。
・ 名刺に貼れるTNnetのロゴのシールを作成するということに関しては、次回のイベントWGで検討。
(5)TNnet活動 収支決算報告(シンポ・地域準備会合分)
【事務局からの報告】
第8回TNnet会合でも報告したように、10月27日のシンポジウム開催にあたり、支出が予算を超え、赤字が発生した。シンポジウムの予算は、UNDP が大部分負担してくれたが、実際の拠出の段階で額が相当絞られたことが原因としてあげられる。また、ザンビア・チュニジア地域準備会合でもTNnetとして負担すべき費用が発生したため、以上のイベントと今後のガボンで予定される支出を明示した収支簿をここに報告し、みなさまからカンパを募りたい。
【意見】
・ 直前シンポジウム開催の可能性を考えると、今回の24万円ほどの赤字の埋め合わせということでお金を集めるだけでなく、積極的にカンパをよびかけては?
・ なお、過去のACT2003の際には、国際ジャーナル社よりシンポ用に50万円の寄付をもらった。外部に寄付の可能性を打診してはどうか。
会合での審議事項(詳細)
(1)第五回定期協議会の審議事項と戦略
12月21日(金)外務省にて13:30~16:30の間で開催。 13:30~14:30はNGO事前準備会合。
この定期協議会では、すでに確認したとおり、10月27日シンポジウムで発表したTICAD IVの3本の柱についてのアフリカ・日本の市民社会の声に対する政府見解を、アフリカ審議官だけでなく、出席していただいた国際協力局からもいただくことを主たる目的としている。また、ザンビア・チュニジアで地域準備会合が一通り終わったことを受けて、3月のガボン閣僚会合に向けて、プロセスを整理するためにも、地域準備会合の反省点について意見交換する。
【意見】
・ 今朝、G8NGOフォーラムの貧困開発ユニットの保健ワーキンググループと一緒に、目賀田審議官に会ってきた。その際も、国際保健が重要という認識で一致した。先日の11月25日の高村外務大臣によるTICAD IVと洞爺湖サミットにむけて政策演説で、国際保健について発表があったが、TNnetとしても国際保健を重点的に取り上げるべき。したがって、今回の定期協議会では、国際保健について日本のNGOの考えを披露すべき。
・ これはそれだけでひとつの議題としてきちんと議論すべきものであり、本来運営委員会で議論を整理してから、議題として立てて対応すべきではないか。今日いきなり月例会合での検討は不可能ではないか。
・ TNnetの活動として、あくまでアフリカNGOの声が発揮される舞台をつくることにあり、そのことに賛同して集まっているのだから、TNnetとして日本のNGO側が重要だということで個別イシューを取り上げる必要はないのではないか。
(2)TICAD本番までのTNnet活動見直し
【ブレーンストーミング】
・ 今後の活動のメインはガボン閣僚会合(3月20日21日)、TICAD直前シンポ、APFとなっていくであろう。
・ 今朝、目賀田審議官も国際保健は重要といっているし、国際保健を重視すべき点をもう一度主張したい。
・ 先に出た意見に賛成で、TNnetは個別イッシューにフォーカスして取り組むのではなく、ネットワークとしての機能に専念すべきと考える。
・ 以上の意見に賛同。
・ ただし、ACT2003のときにつくったような政策ペーパーをつくらないのか?
・ すでに、TNnetとして三つの柱をもとにアフリカNGOと一緒にまとめてつくったのが「Voices」。
・ただし、政府は4つの柱として地域準備会合を組み立てているので、それに対応したVoicesとする必要がある。
・新たに文書を何度もつくるのではなく、アフリカ・日本市民社会が一緒になって作ったこのVoicesを活かす形で、ガボンに向けて既存のものを主体的に整えようということは、前回月例会合でも決まっている。
・ チュニジア地域準備会合へTNnetの代表として参加したHFW冨田さんからの提案(アフリカNGOとの連携で、どことどこが連携を取るのか整理する必要がある)については、冨田さんの意見が重要なのでご本人の帰国を待つ。
・ TNnetの情報共有が弱い。TICADプロセスについてみんなと共有できていない。
・ 他方、TNnetに加盟している団体内部での情報共有が十分でないと思われることが多々ある。団体内部での情報共有にも各団体の責任で努力してほしい。
・ 今後の話し合いでぜひ考慮に入れていただきたい点としては、TNnetは資金的にも体力的にも事務局が担っている部分が大きいので、活動の規模を広げていくことがキャパ的にできるのかという点にご配慮の上議論してほしい。
<ガボン閣僚会議>
【議論】
・ ガボンに向けた推薦団体リストは先に準備することを確認。閣僚級会合に準じる形に出来るようにする。ある程度合意を作る必要がある。
・ ガボンまでにもう一回定期協議がある。
・ 規模や内容のイメージを練ったほうがいい。
・ ザンビア地元の市民社会が事前にセッションを開き、いい形でできた。チュニジアでは出来なかった。ガボンにはアフリカ5団体+日本一人(最低ライン)が参加予定。ザンビアのようないい形にはならないと思う。富田さんがいて議論した方がいい。
<アフリカ・パートナーシップ・フォーラム(APF)>
【議論】
・ チュニジア地域準備会合の報告をHFW冨田さんに事前に見せてもらいたい。
・ TNnetのアジェンダ設定に関しては運営委員会で話し合う。議題表を検討したい。
・ G8・NGOフォーラムの貧困開発ユニットの保健WGが、TICADにむけて取り組んでいきたい。今朝目賀田審議官にあって、NGOの考えを伝えに行った。
【最後に】
・ APFについてのG8サミットNGOフォーラムとの協力に関しては、運営委員会で話し合う。
・ 保健に関しては、運営委員会で今後の連携も含め話し合って議題整理をし、月例会合の議題にして協議する。
・ アフリカNGOの声の受け皿としてTNnetはあるべきなので、WGを作るとなるとそれぞれの課題があるので、趣旨から離れていく危険がある。
・ 特定のものと結び付けないよう注意する必要がある。保健の背景も色々ある。
(3)TNnet WEB強化について(ブログとホームページ)
・ 現在、WEBの更新は、メンテナンスも含めうまくいっていない。フレームの問題、過去の活動記録がブログなので、もう少し見えやすくするといいのではないか。
・ ブログベースだったが、HPを作った方がいいのではないかという案が出たため、プラン松尾さんにボランティアで箱を作ってもらった。しかし、内容面は事務局が担当していたため、連携がうまくいかず、アップが滞っていた。
・ 外に対して情報を出していくためにもう少しブラッシュアップする必要があるのではないか。
・ つくりが簡単なので、アップグレードするとなると労力がかかる。活動報告がブログになっているのは、議事録がアップしやすいため。
・ 日々のメンテナンスと枠を作る人を分散することも可能
・ TNnetとして、事務局だけでなく、加盟団体からも人件をだしてほしい。
・ 前回はメーリングリストを作っていた。投稿は管理者のみ。イベント案内、TICADにむけたと利組の紹介、TICADに向けたニュースの紹介など。非常に簡単なので、やったほうがいいのではないか。大幅にHPを変えるというより、メーリングリストを活用。半日間で指導可能。デザインは触らずに。
・ どういう発信ツールにするのか決めたほうがいいのではないか。中身を整理した上で外見を変えるほうがいいのではないか。TNnetの活動概要
・ HP自体は分かりやすくていい。クリック先を充実させたらいい。カウントダウンアフリカのようにすると一人の負担が軽減されるのではないか。
以上