2008年11月25日

第23回TNnet会合 議事録

日時:2008年10月2日(木)16:30~17:30
場所:早稲田大学19号館 710号室

参加団体:(特活) アフリカ地域開発市民の会(CanDo)、(特活)アフリカ日本協議会、アフリカ平和再建委員会(ARC)、アフリカ理解プロジェクト、(特活)アフリック・アフリカ、エイズ孤児支援NGO・PLAS 、財団法人 ジョイセフ (家族計画国際協力財団)、(特活)TICAD市民社会フォーラム、特定非営利活動法人 DPI日本会議、(特活)日本アフリカ親善協会 (JAFA)、(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)、(財)日本フォスター・プラン協会(プラン・ジャパン)、日本リザルツ、(特活)ハンガー・フリー・ワールド、(特活)ほっとけない世界のまずしさ、緑のサヘル、NPO法人 未来構想戦略フォーラム、(特活)ワールド・ビジョン・ジャパン

【事務局からの連絡】
先日(9月26日)、事務局からメールでTNnetの活動で取り上げられたテレビ取材のDVDのコピーに関して連絡をしたが、希望する方は事務局まで、どのDVDが何枚欲しいか詳細を連絡するようお願いします。

TNnetの最終収支について                                
配布資料(祝儀報告)にある通り、TNnetの最終精算額は+15,987円(黒字)となる。これは、予備費(報告書の翻訳料)として50,000円、TNnet活動報告書として100,000円の予算を計上した後の金額となる。報告書、翻訳料については金額が未定であるため、最終的に残る額はまだ確定していないが、お金が残った場合はどうしたらよいか。

【決定】
TNnetの清算であまり(黒字)が出るようであれば、残りは事務局の(特活)TICAD市民社会フォーラムが受け取ることとする。

事務局管理について                                    
【WEB管理】
現在あるホームページはTCSFのWEBからリンクが貼られているため管理費は発生していないが、TNnetが活動を終了するにあたり、どこがどのように管理するか。
以前のACT2003の際は、後継団体であるTCSFがACT2003の際に作成されたデータをもらい、TCSFのWEBに載せていたが、今後はどうするのか。
【メーリングリスト】
現在、TNnetのメーリングリストはTNnet事務局であるTCSFが管理をしているが、このMLはいつまで利用するか。報告書、及び新生ネットワーク発足までにTNnet内でもまだ情報共有が必要となる見込みがある。ただし、基本的には、TNnetの活動は終了するため、MLの利用を制限する形で残すべきだと考える。

【決定】
・ACT2003とTNnetのWEB及び関連データは、新生ネットワーク(事務局AJF)に一任する。
・メーリングリストについては、新生ネットワークに関する情報、及びTNnet活動報告書は年度末までの情報共有で良いはずではあるが、財務処理、その他の必要な情報共有のために、2009年3月31日まで利用することとする。(3月31日以降に、事務局はMLを解除する。)
・今後、TNnetのMLについては、使用を下記の範囲に制限する。
①財務処理
②新生ネットワークに関する情報共有
③TNnet活動報告書に関して
※イベント情報などの情報交換・案内などは新生ネットワークができメーリングリストができたら、そちらの方を使い、TNnetのMLは使わないこととする。

TNnet報告書について                                     
報告書の中身については、配布資料(TNnet報告書案)の事務局から挙げた案のようになっている。
基本はACT2003の際に作成した項目に準じているが、追加が必要な項目や、報告書発行数などについても意見を集約する。

【意見】
・“資料編”という形で、TNnetで出した声明、プレスリリースなどを全て添付してはどうか。
→そうすると、莫大なページ数になってしまう。まとめることが必要。
→冊子にする報告書(簡易版)とデータで残す分(詳細版)を作ってはどうか。
・言語については、日本語版と英語版の両方が必要。英語版は、TICAD共催者やアフリカと共有するためにも、必ず必要。(定期協議会もこれまで、全て英訳版を作ってきた)
→翻訳はページ数が多ければ、予算が5万円しか取っていないので、できなくなる。
→運営委員で作成するときにできるだけ英語でも作成するようにするというのも一案。ただし、その場合、全体を通してプルーフする人が必要になる。
・部数については、現在、TNnetでプレスリリースなどを送付している先だけでもざっと150はあるため、TNnet関係者、他のNGOへの部数を考えると200は最低必要。
→英語版と日本語版を分けて作成(日本語を多く)
→TNnet事務局(TCSF)では、ACT2003の報告書をTICAD IV直前に参考として配布して使用することが多かった。それを考えると、今後5年を考えて500部ほど印刷した方が良いであろう。
・スケジュールについては、事務局が運営委員と手分けして作成している段階で、10月中に日本語原稿を出し合い、11月に校正、印刷を済ませる予定。

【決定】
・報告書中身については、事務局及び運営委員でページ数と相談しながら調整する。できれば、簡易版と詳細版を作る。
・言語は、日本語版と英語版を作成する。日本語版を先に作り、翻訳部分、翻訳者を検討する。
・部数は、500部以上(日本語)。印刷会社の値段、TNnetで確保している予算と相談する。

TNnetの活動を通して-加盟団体の感想-                               
【感想】
・途中からの参加であまり役に立てなかったが、とても勉強になった。NGOのネットワークとしてはとても成果が出ていて良いネットワークであったと思う。
・現場を中心にやっているため、ほかのNGOの方々とつながる場がないので、とても良い場であった。
・団体の代表がアフリカにいるため、大半の情報共有がネットを通してだったのだが、それでも何とか活動に関われた。今回のTNnetの活動は、TICADに向けた、そしてアフリカNGOの連携という活動として浸透したように思えた。
・TICADの名前さえ聞いたことがないところから始まり、初めはついていくのさえ大変だったが色々と勉強になって良かった。
・TICAD Iから関わっていたため、TICAD IVにも関わらせて頂いたが、更に良いネットワークを作っていってもらいたいと考えている。
・アドボカシー、現場、アドボカシーをして今回TICADに関わってきたのは、自分がTNnetに関わる上でも良かった。アフリカの現地の人々からも、「日本NGOがアフリカについて政府と協議をしていることに感謝している」と言われ、TICAD IVに関わったアフリカNGOも、「TNnetに負けないようにアフリカでも連携を取らないと」と言っていた。成果は大きかった。
・事務局から催促されてしか参加できないことが多かったが、参加してとても意味があったと思う。
・G8フォーラムの方に主に関わっていたが、TICADとG8サミットが同年にあったことで良かったところと悪かったところがあると思う。
・TNnetが良かったのは、アフリカCSOと対話しながら日本政府ともきちんと対話ができたというところ。とても難しいことだと思うがこれができて良かった。
・アフリカNGOをTICAD IVに呼べたことはとても良かった。TICAD Vに向けて期待することは、今まで作ったアフリカNGOとの連携を生かす形で次のネットワークを作って頂きたい。
・アフリカに関わって14年だが、アフリカに目を向けられているのを感じている。このまま、アフリカや日本のアフリカ関係のNGOと連携を強化しつつ、アフリカへの関心を高めていきたい。

第22回TNnet会合 議事録

日時:2008年8月22日(木) 14:00~16:00
場所:早稲田大学19号館 315号室

参加者:(特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDo)、(特活)アフリカ日本協議会、アフリカ理解プロジェクト、(特活)サパ=西アフリカの人達を支援する会、(財)JOICFP(家族計画国際協力財団)、(特活)TICAD市民社会フォーラム、(財)日本フォスター・プラン協会(プラン・ジャパン)、日本リザルツ、(特活)ハンガー・フリー・ワールド、(特活)ほっとけない世界のまずしさ、緑のサヘル、NPO法人未来構想戦略フォーラム、(特活)ワールド・ビジョン・ジャパン

【報告事項】
①事務局からの連絡

【審議事項】
①新生ネットワークの組織体制・趣旨
②9月アフリカ関係NGO全体をよびかけたネットワーク検討会(仮称)について
③国際協力局国別二課との会合報告と今後の外務省との協議について

【報告】 事務局からの報告                                  
TNnetの収支報告。前回からは会合の印刷費などの運営費を除くその他の収支の変動はない。TICAD IVの際の会場費が予定より抑えられたこと、People’s TICADの広告費で黒字が出たことにより、現在140,937円の黒字となっているが、来月の諸会合、TNnet報告書の印刷費で支出の見込みがある。
報告書については、現在事務局で構成案を立てており、9月中に作成、10月の新生ネットワークの挨拶周りなどで使用できるようにしたいと考えている。

【審議】 新生ネットワークの組織体制・趣旨                         
前回の全体会合の際にも、9月末のTNnet終了後のネットワークの活動について意見交換を行ったが、実質的な整理と提案を行うために、運営委員を中心としてTransition検討会合を設けて(前回の会合より3回実施)議論を進めてきた。今日は、Transition検討会合で出たネットワークの必要性、ミッション、組織体制などについて案を出し、皆で検討する。

<Transition検討委員会の議論の情報共有(AJF斉藤)>
まず新生ネットワークのあり方を考える際に、これまでにTNnetが達成したこと、出した成果を新生ネットワークに活かすために皆で確認したい。(配布資料「アフリカに関わる新NGOネットワークについて-見当事項、設立の手順に関する案-」)
①TICAD外務省・NGO定期協議会の成果
2007年5月~2008年6月まで、全8回定期協議会を行い、実のある議論を重ねてきた。外務省側の参加者もハイレベルな方が出席し、具体的な成果へとつなげる協議ができたこと。
②アフリカNGOとの協働を実現
Voices作成にあたって協働したことに限らず、色々な場面でTICAD IVへ向けて取り組んだ。アフリカNGO側でTICADフォローアップを意識した議論が自発的に生まれたことは成果。また、アフリカ向けODA倍増においては、今後も彼らが何らかの形で関わっていくことが重要。
③市民社会の関心の高まり
横浜市とも連携を取ったことで、横浜市へのNGO側からのインプット、またそこから市民の関心の高まりにも貢献できた。前回のTICAD Ⅲと比較しても、NGOがメディアに取り上げられた数は増え、NGOの存在感を出せた。
④他のネットワークとの協力
2008年G8サミットNGOフォーラムとも2008年3月頃から共同のプレスリリース・声明の作成や、APFへの連携など、協働体制をとることができた。また、アフリカNGOの中のネットワークとも協力体制を取ることができた。
以上のように、TNnetで出した成果を列挙したが、新ネットワークを設置するにあたっては、そのネットワーク自体の柱・目的など整理する必要がある。TNnetはTICAD IVという時限的な区切りがあったが、新ネットワークはそのような時限的な条件がないため、ミッション・活動を明確に整理しておく必要があると考え、配布資料の「2. NGOネットワーク設立にあたって検討すべきこと」のようにまとめた。

<新ネットワークのミッション>
TICAD IVやそれ以前の日本政府の動向を追うと、MDGsに対する体制が一貫して鮮明ではないことが言える。アフリカにおけるMDGs達成のために、日本政府が適切な役割を果たすよう働きかけることを目的に、今後していくべき活動として、「政府との協議」「アフリカとの連携」「日本の市民参加の促進」の3つを提案として挙げた。
世界的に見ると、MDGsはアジアなどでの達成が見込まれるが、アフリカにおいてはMDGsの達成は困難とされている。これを達成するために、日本政府に適切な働きかけを行う必要があり、NGOネットワークとしてもこれをフォローしていく必要がある。このような大きな目標を掲げたネットワークができれば良いと考えている。
現在、PCIの報道の影響も受けODAに対する向かい風があり、ODAについての理解を得ることが難しくなっている。それも踏まえ、ODAにおける政府との協議のみに関わらず、市民社会として声を上げていく、モビライゼーションに繋がる取り組みも重要ではないかと考えている。

【意見】
・今後、毎年TICADフォローアップの会議が開催される。アフリカを課題にしているネットワークがあり、そこで責任を持って議論する対象がある、というのを他のアクターに見せないといけない。
・TICADフォローアップの一環となる対TICADに関しては「後退しない」と外務省も言っているので、そこは死守しなければいけない。
・ネットワークの必要性という部分はわかりやすいが、MDGsが関わってきた時に、ミッションの方角を示しておいたほうがよい。TICADフォローアップとMDGsの関係をもう少しはっきりさせた方がいいのではないか。
・TNnetというのは1年半の時限つきの機動性だったため、大きなネットワークのスコープを欲張りすぎない部分は重要ではないか。
・日本のNGOがここは落とさない、とする部分と、アフリカNGOが落とさない、という部分など棲み分けをしたときに、日本のNGOは「対政府との協議」「対政府への監視」が重要であると確認した。
・新生ネットワークの活動において、タイムスパンはあった方がいいのか。
→それは、TICADかMDGsかどちらに軸足を置くかに因る。
・アフリカNGOとMLでやり取りをしていたが、アフリカNGOの各個人の顔が見えないという障害はあったため、どのようにアフリカNGOとの連携を形成していくかは重要。

検討事項として、Transition検討委員会に投げられるものとしては、皆からもらった意見を確認し、再度修正を加える。

<組織体制>
 組織体制については、2008年4月にTNnet加盟団体に呼びかけたアンケートを元に、これまで活動から出た課題を反映するため、Transition検討会合でたたき台を作成した。
アンケートで出た課題点としては、「目的意識の共有の不足」「意思決定の難しさ」「代表者の不在」などが挙げられる。また、TNnetの場合は、はじめに組織体制などは明確ではなく、活動と共に体制が変わった。運営委員会ができ、その後活動に応じてワーキンググループ(PRチーム、政策チーム)を作った。組織体制が十分検討されていなかったということもあるが、活動に応じて体制が変わったことで実質的に動くことができた、という利点もある。このようなことを念頭に、枠組みは決めつつ、適宜順応できるような体制にするのが良いのではないかと考える。
アフリカに関わるNGOというのは100団体近くある。東京にネットワーク事務局を置くということで参加できないNGOもあるが、アンケート結果の中では「もっと多く(TNnetは43団体)が加盟するネットワークの方が良かったのではないか」という意見もあった。
 事務局に関しては、(特活)アフリカ日本協議会(AJF)が立候補したが、住所の所在、お金の管理、事務的補佐などの事務局としての業務をきちんとしていきたいと考えている。
9月中旬には、アフリカ関係NGO全体に呼びかけアフリカNGOネットワーク検討会(仮称)を行う予定。これについては、日程調整などを運営委員で行い、今回の会合の議論をもとに、TNnet以外の団体ともアフリカNGOネットワークの在り方についてなど、検討する場としたい。
 他のNGOネットワークに関しては、GIIだと、加盟するためには現加盟団体2団体から推薦が必要であり、JANICの場合は、加盟検討委員会が設けられている。
ネットワーク運営費に関して、TNnetは後追いで「寄付をお願いします」、というものであったが、会費や分担金を取る形にする必要があるかもしれない。資金調達に関しては今後も皆と適宜相談しながら決めていきたい。
全体会合は、今のところ、2、3ヶ月に1回と考えている。

【意見】
・意思決定はどこか。
・大枠の決定は全体会合で、具体的な内容については決定を運営委員会にゆだねる、という形も提案されている。
・事務局と運営委員会のつながりはどうなのか。通常業務の中でも決めたり選択したりする作業が発生するため、事務局と運営委員会の線引きをした方が良いのではないか。

<スケジュールについて>
新生ネットワークの発足は、運営委員が立ち上がらなければ動きはじめることができないので、10月いっぱいをネットワーク形成期間として、11月初旬に新生ネットワーク発足としようと考えている。

【審議】アフリカ関係ネットワーク検討会(9月開催予定)について               
設立趣意書と運営方法のたたき、今日の資料を配布する予定。
事務局からアフリカ関係NGOへ呼びかける。

【審議】国際協力局国別二課との会合報告と今後の外務省との協議について            
(報告:ほっとけない高木・AJF斉藤)
外務省と先日面談をしたが、「ODAを倍増していくための具体的なプランはない」というのがわかった。中身についての話で成果はなかったが、「NGOと案件形成から連携してほしい」、「TICADフォローアップとして協議の場を定期的に持ちたい」という明確な希望を先方に伝え、現在協議の場が作られていることは重要なことである。
ODA政策協議会は、総合計画課が担当しているが、外務省としてはTICADの定期協議会というのを新しい形でやるというのは望ましくないと考えている。今後の新しいネットワークで、アフリカに関する政府見解をきちんと作って、外務省とも交渉していかなければならない。
そこで、運営委員会では、現在ある「ODA政策協議会」「推進連携委員会」と並列するような会議を作って協議していくのが良いのではないか、と話している。
ODA政策協議会と連携推進委員会を中心となって担当しているNGOの方と、一度話し合いの場を持って、相談する必要があるのではないかと話している。
(国別二課との協議議事録は別途メールで共有済み)

【意見】
・ODA政策協議会の中でアフリカというアジェンダを持って、アフリカという課題を持ち込むのであれば、別の会議形式が必要ではないか。
・TICADのフォローアップとしては、事務局が常設され、毎年報告書が作成される。また、閣僚級会合が年に1回開催される。その場で、TICADの進捗がどういうものなのか、日本側の動きなど、そのような監視(Watch)の場をフォローしていく必要はある。

【決定事項】
TNnetのマンデート内で進めていることであるため、どうやって踏襲するかというところ、何をTNnetで整理整頓するかを運営委員会で再度練り直し、みなさまに相談させて頂く。

第21回TNnet会合 議事録

日時:2008年7月18日(金) 12:00~14:30
場所:早稲田大学19号館 315号室

参加団体:(特活)アフリカ日本協議会、アフリカ理解プロジェクト、(特活)TICAD市民社会フォーラム、日本リザルツ、(特活)ハンガー・フリー・ワールド、(財)日本フォスター・プラン協会(プラン・ジャパン)、(特活)ほっとけない世界のまずしさ、(特活)ワールド・ビジョン・ジャパン

【報告①】G8サミットの報告
今回のG8サミットは、日本政府も「TICAD IVの成果をG8サミットへ」と位置づけているように、TNnetとしてもTICAD IV後のフォローアップの一環としてG8サミットでのアフリカアジェンダが抜け落ちないよう取り組んできた。
ただし、北海道という場所もあり、現地でG8サミット関連の諸イベントに対応する人員が限られていたため、TNnetとして行ったことは、①市民サミット2008への参加、②IMC(International Media Center)でのメディアワークの2つである。
今回のG8サミットのためにTCSFが助成金を使いアフリカNGO 3名(Mr. Gustave ASSAH(Social Watch Benin/Civic-Commission for Africa)、Mr. Joseph SSUUNA(PELUM Association Zambia)、 Ms. Joyce Mwange(ザンビアの農民))を招聘した。

【市民サミット(市民セッション)】
札幌での市民サミットでは、G8フォーラム貧困開発ユニットが開催した7月7日の市民セッションにMr. Gustave ASSAH氏が参加した。その他、6日の市民サミットオープニングでもアフリカNGOとしてスピーチをしたため、スピーチ後のメディア取材も受けた。

【IMC】
IMCにおいては、世界各地から約100名のNGOがNGOワーキングスペースで活動し、記者会見やプレスリリース発行、メディアからの取材対応などを行った。
TNnetとしては、アフリカというイシューでG8フォーラム貧困開発ユニットやGCAPと共同の記者会見を2回(「アフリカ問題:アフリカNGO・農民の声-アフリカ・日本のNGO共同記者会見」(7月7日午前)、「アフリカ・アウトリーチ会合、「アフリカ開発」議題の内容と市民社会」(7月7日午後))行った。
プレスリリースも上記の記者会見同様、他のネットワークと共同して発表している。(すでにメールで報告済み。TNnetのウェブサイトにアップ済み)
アフリカNGOからのコメントが欲しいとメディアからの問い合わせも多く、20以上の記事(その他、ラジオ、TVもあり)となった。特にアフリカ農民のMs.Joyce Mwangeはメディアから取材依頼が多かった。

【IMC参加者:報告及びG8サミット評価】
今回のG8サミットでアフリカがアジェンダに出たということは第一歩であった。
食料問題についてフォローしていたが、どんな内容が中心となって協議されるか明確でない中で、リアクションをしなければいけなかったのは難しかった点である。
政策面では、TICAD IVでは経済成長一辺倒だったのに対し、MDGsがフォーカスされたことは、最終的にはTNnetとしても“成果”としていえるのではないか。
G8フォーラムと連携する(やれることは一緒にやる)、という形はうまく取れたのではないか。

【アフリカNGOとのMTG報告】
これまで、TNnetのVOICES作成や諸イベントで関わっているMr.ASSAHとMr. SSUUNAともTICAD IVのフォローアップをどうしていくかの議論をできたのは良かった。アフリカNGO側の意見としては、「アフリカ側でTICAD Watchは何らかの形をとってフォローしていきたい」「GCAPが今後動きを見せるところに合流できれば」ということを話していた。
行動計画(ODA倍増)へのフォローの具体的部分についての対応は日本側の宿題。
また、アフリカモニターという、APF(Africa Partnership Forum)で発表したものを、GCAPアフリカが絡んでいる、という情報もあった。包括的な話になっているが、だからこそ議論が発展しないという状況ではある。その中で、TICAD Watchのようなグループを作って一緒になってやっていけたらよいのではないか、という話もでてきた。

【報告②】事務局からの連絡
収支報告。前回と変わっているところとしては、TICAD IVでの市民社会セッションで使用した会場費用が決まったことにより、残金が残った。(6月時点では、9万円以上の請求が来ていたが、会場使用の交渉を重ねた結果、最終的に13,650円となった)
現在のところ、117,337円の黒字となっている。あと2ヶ月強の活動の中で、TNnetの活動報告書を作成する必要があるため、残金はその費用に充てることとなる。
 また、すでにメールで報告している通り、TNnetの事務局であるTICAD市民社会フォーラム(TCSF)が、TICAD IVを終え事務局を縮小したために現在は常勤スタッフ1名の体制を取っている。(報告)
 報告書については、事務局の業務上、8月後半もしくは9月に入ってから取り掛かりたいと考えている。

【審議事項】
1. TICADのイニシアチブ(TICAD文書の内容)を共催者がやる際に、NGOと現場でどうするか
2. アフリカNGOのネットワークをどうするか
3. TICAD Follow-up Mechanismへ求めるアクションをどうするか
4. Follow Upの定期協議会についてどうするか
5. TNnet後の組織をどうするか
※議題案で挙がっていた上記を整理し、下記の①②について審議した。

【審議①】現行TNnetでやるべき活動
【情報共有】(運営委員会(7月18日10時30分~12時)からの報告)
<24日 国際協力局国別二課との面談>
先日(6月27日)の定期協議会における別所国際協力局長との議論で、ODA増額の具体的な内容について、国際協力局国別第二課と話をするよう紹介を受け、7月24日に外務省へ行き面談をする予定。今回の話の内容としては、TICAD外務省・NGO定期協議会が終わった今、どのような形でODA増額などのTICADフォローアップについて議論していくか、また何について議論をするか、など、議論の形式や議論項目についてざっくばらんに話をしようというものである。参加者としては、TNnetから運営委員数名で対応予定。先方の出席者は、国別二課の課長や国際協力局総合計画化の方、中東アフリカ局アフリカ第二課の方と聞いている。
今回は、協議の形や議論の項目などに関する簡単な意見交換(情報交換)程度で、次回から、具体的にODA増額の具体的なNGOとの連携の可能性などについて議論を進めていく予定。
このタイミングで開催するのは、外務省内で8月が予算申請の時期であることから、7月中に話をしておきたいと急いでアポイントメントを確保した。

【24日 外務省との面談 議論の戦略】
<協議の目的・協議(ODA増額)の中身について>
・2015年のMDGs達成に向けて、アフリカにはまたフォーカスが上がる。
・アフリカに関わっているNGOが協働できるような仕組みを作ることは必要。
・VOICESを作った時もそうであったが、アフリカの未来とアフリカの市民社会の声をアプローチするという目的でフォローしてきたが、今後のODA増額の部分も、アフリカのNGOに行き渡るような仕組みを作ることも目的となるのではないか。
・TICADに係る事業のもので具体的にNGOと連携を取れるようなものが出てくるのであれば、TNnetの加盟団体で関係するところなどにも、協議会に一緒に来てもらったほうが良い。
・少なくともテーブルに着くことができた、ということ。イシュー別ではすでに存在する協議会があるが、「アフリカについて」というテーブルは初めての試み。これまでTICAD外務省・NGO定期協議会での経験が良かったという評価があるからこのようなテーブルがもうけられたため、良い形で残していければよい。
・「草の根に還元せよ、だからNGOが担うべき」というのは合意が得られるが、「草の根に還元せよ、だからアフリカNGOにお金を落とすべき」というにはロジックな組み立てが必要。後継TNnetが今後開いていく協議会の中で、色々な団体が日本のNGOとして強化するべき、として頑張ってきて、合意をとってきた部分がある。日本のNGOを協議のパートナーとするべき、というように日本のNGOの立場も強化してきた。そのため、「NGOが担うべき」といったときに、日・アフリカ間のNGOで衝突がないように整理する必要があるのでは。また、他の国際機関とも競合しないようにすることには注意しなければいけない。
・草の根、アフリカNGOであればどこでも良いという話ではなく、アフリカのNGOの中でも、草の根に対してアカウンタブルな団体で、日本のNGO地位向上とパートナーシップを理解している団体への還元でないと次につながらない。また、アフリカでMDGsの促進化に関わっている団体。
・TICAD枠内のODAイニシアチブなので、アフリカNGOのキャパビルをつけることで、道筋を建てることは可能。死活問題である日本のNGO団体をおびやかさないように配慮しなければならない。
・アフリカのNGOが実施に関わる=アフリカNGOにお金が落ちるようなスキームを目指すのか、それとも日本のNGOを通した援助体制を目指すのか。政策提言でアフリカの声を反映させることとはまた別問題。
・ODA振り分けに関して、TNnetが全ての具体的な内容も細かいところまでフォローしきれないのではないか。
・アフリカが新しく焦点化された機会を利用していくことは必要。実施側に関わる際に、器量、方向性がなければ難しい。そのためにはすでにこのような器量、方向性、経験を持っているところとの連携は必要。
・教育と保健はまさに“実施”であるからすでに協議がなされている。
・すでにあるものについては、TICADイニシアチブの増加部分についてのみ、アフリカ部分についてのみに関して、どんどんやっていってもらえるようにすれば良い。そして、今後のTICAD Vを考えたときに、TICAD IVで打ち出されたイニシアチブに、すでにやってきたあるイシューの政策協議の成果としてでると、TICADイニシアチブについても成果を出した、という結果が(TNnetの冠をかぶっているか否かに関わらず)TICAD Vに向けて重要であろう。すでに動いているもの(すでにある協議会など)と上手に補完しながらやっていく必要がある。(運営委員会では、これに関して「ブリッジング」という言葉が出てきた)
・新しくできる場が拡散してしまい、問題がぼやけていくのは困る。アフリカに関わる課題で取り組みがあり、分野ごとに分かれて取り組みができる機会はとても少ない。
<協議会の形について>
・すでに存在しているNGO外務省定期協議会やイシュー別の協議会と同じ話を別で協議してしまわないように、「(例えば保健と教育については)別のスキームで話し合っているから、そっちで話し合っていますよね」という確認をする必要がある。それによって、NGO全体の動きの中で一部である、というところを見せる形をとる必要がある。
・連携推進協議会など色々な協議会があって、具体的なインプリ系NGOからの意見を吸い上げる必要がある。
・日本のODAをどうフォローアップしていくか、というときに、日本のNGOのポジションが明確である必要がある。TNnetの枠組みがなくなるということを前提に、定期協議会等でTICADの文脈を入れていくことがどれだけ可能なのか。別の枠組みでするのか、このまま協議会という形を残していくのか。
・先日他団体の総会でも、TICAD外務省・NGO定期協議会はこれまでの外務省・NGO定期協議会とは違い、課題がはっきりしていることもあり、回数も多く、具体的な話ができたことを皆で共有した。24日については、様子見の面談だが、やった後で、関わりのありそうなところには報告を入れて、別の形で仕掛ける必要があるのではないか。

<アフリカNGOについて>
・アフリカNGOのことは、どこまで話すべきか。
・→キャパシティービルディングが重要であるということを基本に話をすべき。
・VOICESに「草の根にアカウンタブルな」という文言は書かれているので、具体的な話をしていく必要がある。
・自分たちの指標を作っていくことが必要。TICADで打ち出された戦略というものがいくつかあり、アフリカの市民社会のそれぞれの取り組みの中でどう連携していくかという具体的な話が出ていない。まずは、全体として、アフリカNGOがどうやって関わっていくことができるのか、という話を聞きださないといけない。
・例えば、「この国にはこの分野に強いNGOがあって」という情報を伝えることもできる。アフリカNGOも一緒に入って議論できるようにする 個別の実施を考える前に、自分たちの基準・評価を固め、それを外務省に伝えていく必要がある。

【承認事項】
教育と保健については、運営委員会でどうするか検討しておくということでよいか。(承認)
既存の協議会と深く関わりがあるNGOや担当者に、現在の事務レベルでの協議の現状と、今後の協議会の形について情報共有と意見収集を運営委員会でしておくこととする。(承認)

①TNnetの今後について
【状況説明】
TNnetの今後については、4月に、事務局から加盟団体にTNnetの今後についてのアンケートを行い、これまでの会合(18回・19回)でも度々議論を重ねた。そこで出た意見として皆が一致していることとしては、「TNnetで出た成果を次に何らかの形で継続していくべき」「TNnetで気づいたアフリカNGOとの連携を残していく」というようなもの。その後の会合では、「TNnetの活動終了(9月末)後には、新しいネットワークを作る」「どこかが事務局として機能して活動の継続を管理していくべき」ということについては方向性が固まっている状態である。

【立候補】【新生ネットワークの事務局について】
AJFがTICADにこれまで関わってきた経緯もあり、先日のAJFの理事会でAJFが新生ネットワークの事務局として立候補することが承認された。TICADフォローということも含め、アフリカは今後重要になってくる。そのための組織固めの役割をやっていきたいという話になった。
今まではTICADに関わる諸イベントへの対策やTICAD IVへ向けた政策中身についての活動が中心となってきたが、今後の新生ネットワークの活動としては、今のところ増額されたODAについての対策などが挙げられている。中身についてはネットワーク全体で進めていかなければいけないが、AJFが立候補している事務局の役割としては、ネットワークの経理の部分や、外務省との連絡窓口の機能など、現在のTCSFの役割の部分を担う予定で立候補する。

【運営委員会(TNnet会合前)の議論のシェア】
本日のTNnet会合前に運営委員会をし、現行TNnetがしなければいけないこと、新生ネットワークがやっていくべきこと(案)をまとめた。(資料配布)9月末にTNnetの活動終了・10月1日から新生ネットワークの誕生、外務省の予算編成が8月にあるということで、短期間で検討しなければいけないことが沢山ある。2008年G8サミットNGOフォーラムも9月末に解散予定であり、GCAP JAPANの事務局となっている(特活)ほっとけない世界のまずしさも9月末で解散予定である。このようなネットワークの解散時期だからこそ、これまでの互いの経験と成果をつなげられるような有機的なつながりを作れると良い。

【意見】
・イシュー別のアプローチも大事だが、日本のNGO全体として次のステップ(環境改善)へつながるような協議も重要。
・GCAP JAPANの再構成も9月末までに議論される予定。今後TICAD Vや2015のMDGsの年にむけたTransitionとして、アドボカシー的活動も重要となってくる。
・残された課題は現行TNnetがやりきる。
・新生ネットワークのお披露目会という(引継ぎ会)は10月。
・9月に、新生ネットワークの全体検討会を開催してはどうか。
・TICAD IVが終わった今も、できるだけ加盟団体に意見交換をしてもらいたい。

【決定事項】
・Transition会議を開催(7月23日10:00-12:00 @丸幸(だめだったら飯田橋))し、今後のTransitionプロセスについて検討する。加盟団体にも呼びかけて集まる。
・現行TNnetの次回月例会合は(Transition会合は別)8月お盆明け(18日の週)予定。
TNnetの終わり方。ODA増額に関する協議の報告(アフリカのNGOはどうしたいのか)。