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1. TICADはこの10年間何を残してきたか(別紙参照)
TICADプロセスは、アフリカ支援の新たな潮流を創生することに、先駆者的役割を果たした。TICADは、全てのステークホルダーが集い、議論し、開発につき提案を行うマーケットプレースとして、またアフリカ支援のモメンタムを維持・強化する触媒機能として、「世界最大のアフリカ開発フォーラム」であると国際社会が認知。右は、今後、政策とフィールド・プロジェクトを有機的に連携するブリッジング機能の基礎となる。
2.
TICADIIIが提示した今後のアフリカ政策とそのフォロー
(1) 哲学と原則[アフリカ自身が自らの努力で開発することが何よりも肝要。国際社会はそうしたアフリカの努力に支援]
アフリカ中心主義、国際協調主義に基づく「オーナーシップとパートナーシップ」を相互信頼と尊敬を通じ、真の「連帯」に昇華。
(2) 重点アプローチ[独自性と独創性のある我が国アフリカ支援の実践]
●人間の安全保障
●アジア・アフリカ協力
(3) 重点分野
① 平和の定着(平和の大前提)
② 経済成長を通じた貧困削減(農業農村・地方開発が鍵)
③ 人間中心の開発(教育、保健(エイズ)他)
(4) 重点行動課題
① TICADの制度化・・・明春、TICAD/SOMを開催
② アジア・アフリカ協力の推進・・・調査団派遣、国際会議開催、バンドン会議との連携
③ 投資・貿易・・・秋のTICADアジア・アフリカ投資・貿易会議
④ 平和の定着・・・AU、NEPAD、SADC、ECOWAS、IGAD等地域機関との政策対話
和平会議、支援国会合等への出席他
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アフリカの重要性: ①開発ニーズ(貧困、エイズ、紛争) ②資源 ③欧米の関心の中心(移民人口、欧州のバックヤード、米国が石油エネルギーの四分の一を依存) ④国際世論形成の主役(53ヶ国)・・・困難と希望が共存
→グローバル化とテロの驚異の高まりに伴うアフリカ問題の重要性の高まり
→平和国家、貿易立国たる我が国は、国際社会に尊敬される国家として国際貢献を推進。特に国際社会の最優先課題であるアフリカ問題は、比較優位の高い国際貢献課題。
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1.TICADの誕生・・・10年前に開始。我が国アフリカ外交のターニングポイント
[当時の国際環境:冷戦後、国際社会の関心は旧ソ連、東欧に向かう。欧米の援助疲れ。]
①「アフリカ問題への国際社会の関心回帰」を目標にTICADプロセスを開始(国際的先見性)
②「オーナーシップとパートナーシップ」
③プレッジング・セッショではなく、国際フォーラムとして、国際社会のアフリカ開発政策をリード
2.TICAD10年の成果・・・世界を動かす
アフリカ問題への新たな国際的潮流を生み出す先駆者的役割・・・エポックメーキング
[現在の国際環境]
(国際社会)G8及び国際開発会議の主要議題、援助の増額(パートナーシップの発露)
(アフリカ)政治経済的統合を目指すAUの創設、開発戦略NEPADの策定(オーナーシップの発露)
3.TICADIIIの成果・・・国際性、独自性、独創性
①
世界最大・最高レベルのマーケットプレース(アフリカ24首脳出席)、国際社会がTICADを認知
②
21世紀のアフリカ開発を方向付けるメッセージの発出・・・「NEPAD支援のための国際社会の支援の結集」と「パートナーシップの拡充」
③
10周年宣言採択(開発哲学と原則)・・・TICADドクトリンの総括
④
議長サマリー(重点分野・アプローチを特定)・・・開発のロードマップの発出
⑤
継続と制度化・・・TICADメカニズムの強化(点と線から、面的支援へ)
⑥
新たなパラダイムの提示・・・人間の安全保障、平和の定着、アジア・アフリカ協力
⑦
援助の三本柱・・・「経済成長を通じた貧困削減」、「人間中心の開発」、平和の定着」
⑧
多大なアフリカ外交の機会を提供(アフリカ首脳間、及びドナーとの対話の機会)
4.成果の背景・・・創造的外交の展開
①
国際協調主義、アフリカ中心主義に基づく「同じ目線」の協力に対するアフリカの共感と支持
②
アフリカとの対話重視とアクションオリエント
③
国際場裏の議論と連携、貢献(TICADIIの「東京行動計画」はMDGsの前身)
④
G8プロセスとのシナジー(アフリカ・アウトリーチの先駆者)
⑤
一連の主要外交日程との連携(WSSD、水フォーラム、G8、そして総仕上げとしてのTICADIIIへとのシークエンスを念頭に最大限の貢献)
⑥
国際社会の動員と結集(国連、世銀を共催者、主要ドナー国・機関との連携)
⑦
訪問外交の活性化(現役総理初のアフリカ訪問、18年ぶりの外相訪問を実現)
⑧
パブリック・ディプロマシーの促進(含む、日本・AU議連の創設、アフリカンフェスタ他広報努力)
⑨
オールジャパン体制
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