1.
過去のTICADと日本の市民社会の関わり
1-1.TICADの特徴
① 「首脳間会議」という位置づけが強い
②
開発会議とされるが、実際は外交がメインの目的
③
日本のアフリカ政策は議論されない
⑤
他の国際会議との関連が明確ではない
⑥
インパクトに関するレビューが開発現場に根ざして実施されない
⑦
次回の会議が必ずしも約束されていなかった
参考資料:大林稔(編)『アフリカの挑戦』昭和堂
ACT2003報告書
1-2.TICADと日本の市民社会
・
以上の特徴が、市民社会に対して門戸が十分に開かれない結果を生んだ
・
日本の市民らはTICADに市民の声を届けるための活動を実施
①
1993年TICAD←アフリカシンポジウム実行委員会→アフリカ日本協議会(AJF)の誕生
②
1998年TICADII←ACT
・
TICADプロセスの対等のパートナーとして認知されず(オブザーバーにすぎない)、提言はTICADの議論に反映されなかった
・
日本の市民社会の力不足の問題
①
現場活動型のNGOが多く、政策提言型の活動をしている団体が少ない
②
資金・人材不足
③ 実務者・研究者などの取り込みが不足
④ TICADに焦点を当てることの妥当性への懐疑
参考資料:ACT2003報告書
2.TICAD市民社会フォーラム発足まで
2-1.TICADIII直前のアフリカ・アジア・日本の市民社会団体の間の公開討論
・TICADの問題の指摘
① アフリカでは知られていない
②
“Vague”な「国際会議」
③
市民参加の保障の欠如
④
実質的なレビュー(評価)の欠如
・日本の市民社会の対応への問題提起
①
日本政府への日本の市民社会による恒常的な働きかけの欠如
②
アフリカNGOらとの日常的な協働の欠如
③
提言書の問題(ジェンダーや環境、ガバナンス等が抜けている)
・ 出された提案
①
モニタリングのための市民社会メカニズム形成の必要性
②
日本の市民社会の役割の重要性
③
主体的なコミットの必要性
参照資料:舩田クラーセン配布資料1
“Statement by TICADIII NGO Forum”
参考資料:ACT2003報告書
2-2.
TICAD市民社会フォーラム準備会発足までの動き
・
TICADIII中の話し合い
①
名称決定
②
それぞれが組織化をアフリカ、日本で行う
③
内部組織化と対日本政府行動について任された日本の市民社会
・ TICAD市民社会フォーラム準備会が東京で発足(2003年12月)
①
これまでの問題を乗り越え、以上の約束を果たすため結成
②
アフリカ開発に関わる幅広い層の日本在住者と協働を模索
③ 「変える」ということに重点を置く
④ これまでの市民社会の努力という蓄積の重要性
2-3.アフリカ・アジアとの連携
①
アフリカで会合を開催する予定であったが実現せず、組織化は時間がかかることに
②
日本での活動を先行させてファンドを獲得し、具体的な活動を一緒に行う中で、アフリカ・アジア・日本間のネットワーク再構築を試みる
3.TICAD市民社会フォーラムについて
3-1.フォーラムの趣旨
・ 目標:アフリカの民衆が主体となった開発プロセスの実現を目指す
・
目的:日本の対アフリカ政策を民衆志向のものとする
・
具体的行動:以上の目標と目的を実現するため、日本の対アフリカ政策の改善を積極的に働きかけてく
・
活動の3本柱:
① ネットワーキング:議論の場づくり
②
シンクタンク:対アフリカ政策・援助事業の調査分析活動
③
政策提言:アドボカシー&ロビーイング
3-2.具体的活動の提案
・
大林氏の提案:
①
市民白書制作
②
援助アラート
③
援助アクセス改善
参考資料:TCSF 第一回勉強会
3-3.活動計画(案)
1年目(2004年):
組織の基盤づくり
2年目(2005年): 調査・評価手法・基準(方法論)の検討
3年目(2006年):
日本の対アフリカ政策分析のまとめ
アフリカ・アジアの市民社会からのインプット:アフリカ・アジア・日本コンソーシアム会議開催(予定開催地:アフリカ)
4年目(2007年): 提言作成と政策転換への働きかけ
日本でのTICAD Ⅳプレイベント開催
5年目(2008年):日本の対アフリカ政策改善の実現
TICAD Ⅳへの効果的な関わりの実現
※今日のシンポジウムを踏まえ、今後の活動計画については再検討していく。
4.本シンポジウムについて
・
アフリカ開発に関心を持ちたずさわってきた幅広い方々と議論する場
・
これまでの議論を共有し、インプットや提案を頂く
・
今後の活動への参加を募る
①
研究・教育関係者:22名
②
実務関係者(コンサルタントなど):15名
③
NGO関係者:25名
④
政府系諸機関:6名
⑤
学生(院生も含む):11名
⑥
一般市民:8名 (本日の参加者の内訳)
トータル 87名
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