■□ TCSFコ-ディネーションミーティング
 
  コ-ディネーションミーティング 議事録

  日 時: 2005年7月24日
  場 所: 東京外国語大学本郷サテライト4F
  参加者:TCSF役員、会員、研究員、インターン 計24名
  司会: 長島 美紀、事録:矢野 真澄
  <概 要>
Ⅰ. 各ワーキンググループ(WG)活動報告
   ・セミナーWG
   ・白書WG
   ・アラートWG
   ・フォローアップWG
   ・広報チーム
   ・翻訳チーム
   ・西日本部会
Ⅱ. 「TCSFはこのままで目的を達成できるのか?」ディスカッション
Ⅲ. 統括
Ⅳ. 懇親会


Ⅰ. 各WG活動報告

●セミナーWG   
 1.活動紹介
 ① アフリカの市民社会と日本の援助に関する情報を共有し、将来の協調関係を構築することをも目的として、アフリNGO/CSOを対象とした日本の援助に関するセミナーをアフリカにて開催する。8月3日にモザンビークで第一回セミナーを開催する予定。
 ② 在アフリカ日本大使館の草の根無償担当者に対してアンケートを実施。また、セミナー開催地のモザンビークで、草の根無償を供与されたことのあるNGOに対してアンケートを行い現在集計中。

 2.質問・意見 
 ① 大林代表がセネガルに訪問する際、現地のNGOを対象とするセミナーを開催するか?
   → 準備ができていないため、プレセミナーという形で行う
 ② 参考までに、モザンビークでのセミナーについて(25団体)は、去年にプレ・セミナー(TCSFの紹介と現地CSO間の連携促進を意図とした)を開催した上で今回のセミナーにつなげている。今回は一歩進んだセミナーを開催したい。
資料は共有するので、セネガルの参考にしてほしい。

●白書WG
 1.活動紹介
 ①日本の対アフリカ政策について、アフリカの人々の視点を取り込んで、調査・評価・提言を行っており、2005年11月に「白書」創刊号を完成させる予定。そのため、現在までに3人の講師を招き勉強会を開催している。2009年までに計5冊白書を作成する予定。
 ②9月には、白書のドラフトに対してワークショップを開催し、意見交換を行い白書に反映する。

 2.質問・意見 
 ①セミナーや発表会以外に完成した白書をどのように広報戦略していくか検討する必要がある。
 ②9月にはミレニアム開発目標(MDGs)中間レビューが行われる予定でもあり、ドラフトかもしくは4章の提言部分だけでも公に発表していってはどうだろうか。
 ③白書内で提出された章だけでも事前にメンバーに公開し、議論を行って内容をより濃いものにしていったほうが良い。

● アラートWG
 1. 活動紹介
  ①アフリカの草の根の人々に「問題をもたらしている」と考えられる出来事、CSOからの問題提起、日本の援助・開発計画および案件について、「アラート通信」を通して日本に紹介している。今年は、2月、7月に「アフリカ・アラート通信」創刊号、第2号を発行し、WEBにも完成版(PDF)、簡易版を掲載。
  ②11月に第3号アラート通信を発行する予定。取り上げる内容としてはケニアの案件や債務帳消しに対するNGOの立場の相違について検討している。CSOからのアラートについて常に募集している。

 2.質問・意見
  ① 取り扱う対象を日本のNGOからヒアリングしてはどうだろうか。
 → アラートの編集方針としては、アフリカあるいは日本のCSOの意見を重点的に取り上げようとしている。
   1号に比べ、2号ではそれが充実してきている。
  ② アラートでは、「問題案件」のみを取り上げるというのではなく、「良い案件」も取り上げていくことになっている。そのため、各援助機関に「ベスト案件」を集めてもらい、検討するということも考えている。
  ③ 編集部の人材不足のため、人材を募集したい。

● フォローアップWG
 1.活動紹介
   ①白書、アラートからでた情報、成果物の販売活動を行う。
   ②外務省・JICA・チュニジア大使への挨拶周りや定期協議会案の作成。また必要に応じ日本のNGOとの連携をはる
   ③今後の予定として国会議員へのアドボカシー活動、対アフリカ政策への調査、他団体との連携をはかる。また、フォーマルな議論の場(プラットフォーム)の設置をアフリカ外交団、JPF、日本NGO、外務省、JICA、JBICを検討したい。

 2.質問・意見
    ①外務省への働きかけとして、ODA政策協議会などへ参加し、提言を行っている。
    ②執行部と事務局が主に担当しているため、リソース不足であまりすすんでいない。今後改善していきたい。

● 広報チーム
 ①メールマガジン、ホームページ、リーフレットを作成しているほか、雑誌などへ掲載の働きかけを行っている。
 ②10月1、2日の国際協力フェスティバル参加予定
 ③広報メンバーを募集中

● 翻訳チーム
  ①今年から、英語班、ポルトガル班、フランス語班のチーム体制を組んだ。
  ②通常メールでのやり取りが多いため、交流会を実施。
  ③現在プルーフリーディング担当者が帰国するためメンバーを募集したい

● 西日本部会
  ①昨年末から事務局員3名の体制。今まで3回の研究会をおこなっており、先月は理事の石田氏を招いて研究会を開催した。      20名の学生、教員が集まり盛況に終えた。
  ②今後活動を広めるために、アフリカ学講座関西版、お笑い100万人ライブ、料理教室、スタディーツアー、など検討している。
  ③独自のブログを開始(http://tcsfwest.exblog.jp/)。



Ⅱ.  討論会

テーマ:「TCSFはこのままで目的を達成できるのか?」「目的達成のために何をすべきか?」
ファシリテーター:鍋屋氏

●論 点
     ・    ネットワークづくり
     ・    製造・販売体制の改善
     ・    TICAD IVに対して働きかけ、目的を達成できるよう促す

● 大林代表のイメージするTCSFの構造図
   「リソース」  →  「生産部門」  →   「販 売」    →      「目標」                     
  
   人 材          白  書       ウェブ・メルマガ   内外世論 政策変動の変動
   (金)           声明文        フォローアップ    
               アラート           セミナー
               研究ペーパー     シンポジウム      
                翻 訳


 ・何が不足しているか?
   人材(トレーニング) - 広報・フォローアップ・研究業

  * たとえばフォローアップに関しては、アフリカ支援に対する意見を求める需要が増えているため、TICAD市民社会フォーラムの中での生産(=白書の完成)ができていないにも関わらず、声明文の発表や記者会見を行っているため、会員間の共通理解にもギャップがある。そのギャップをどううめるかが課題となる。

NGO関係者:
・なぜこの時期にこのような活動をするか?
 → G8や国連のMDGs中間レビューを迎え、アフリカ問題が重点課題として挙げられている。
       その中で外務省をはじめとする政府や関係機関は、市民社会からの声を待っていることもあり、白書などの成果物を広報やフォローアップの活動を通じてきちっと出せたら良い。
 → 議員の中にもアフリカ支援団体による外務省間の働きかけが必要だと思う者もいる。
  → NGO、市民社会側もタイムリーに外務省の働き方に答えていくべき

●共通理解に対するギャップについて
高瀬(TCSF理事):
・7月20日第一回ODA政策会議(外務省)が開催され、そこで7月のG8サミットに向けて声明文を発表したことと、白書を発行予定であることを話したところ、反応が大きかった。8月30日までに何か形を出して欲しいとのこと。
 → 1章から6章までは11月にするとしても、8月には一部を形にして提出するべきではないか
  (白書の中間報告という形の可能性)。

笹岡(TCSF理事):
・白書をWTO閣僚会議が行われる11月までには形にするべきでは。

黒河内(TCSF会員):
・声明発表などの活動によって認識度を上げることが大切。「どこと連携をくむ」などタイムリーに素早く形にすること、また外部に見せることができる成果物を増やすことが重要。

小林(アラートWG参加者):
・機会があれば様々な方面に働きかけが必要。また、NGO関係者だけでなく、NGOに関わらない者として、別の視点を活用していきたい。

舩田クラーセン(TSCF理事):
・白書や声明文作成をばらばらに展開しているが、アウトプットするときには団体としてまとめることが必要ではないか。白書と声明文の関係にしても結びつけることが必要。白書だけで行うのではなく、原稿を早めに出して他のグループからのインプットをお願いすることが求められる。
 →TCSF関係者には役員でもインターンでもそれぞれ役割があり、団体内では平等であるため、誰もが白書に対してインプットをする必要がある。
 →声明は企画者が企画し、文章を策定、声明文として発表している状況なので、TCSF内部からのインプットが必要。白書に関する意見・討論が土台を作り出し、白書だけではなく声明文も作り出すということ。このようなことが、一般会員との共通認識形成にも役立つはず。

NGO関係者:
・できている白書ドラフトを会員やメンバー間で共有し、理解を図る必要がある。また、11月のWTO閣僚会議に誰か参加するなど、具体的な活動の見通しを立てるべきではないか。そのためには国際的な流れとTCSFの活動をリンクさせたロードマップを作る必要がある。
 → 問題は、誰がその役割を担うのか、ということ。

笹岡: 
・ディスカッションペーパーやリソースの再分配が重要。

舩田クラーセン:
・白書は時間がかかるため、短期的な活動を試みてきた経緯がる。
・10月に総会があるので、組織を強化するべき。

西(TCSF会員)
・ 専門家たちのインプットだけでなく、一般市民の意識を引くアプローチや形を作る
―アジア・アフリカ・日本の市民ネットワーク作りを行い、対象範囲を広げるべきではないかと思う。

● まとめ
・現状の最大の問題は人材不足であり、内部コミュニケーションの改善が求められる。
  以下、提案事項

  ・会員への議論の提案(参加拡大の仕組みづくり)と参加の呼びかけの活性化
  ・WGやチーム間の調整促進
  ・全員が共有できる「ロードマップ」づくり

本日の会議を基に理事や役員が話し合い、目的を達成するためのロードマップを作り、より円滑な政策提言活動ができるようにする。



Ⅲ. 総 括 (大林代表)

TCSFにはお金がないが有能な人材がある。個々人の活動が団体を支えているので、自分にとってTCSFがなんなのか、どう関わりあえるのかということを考えてほしい、TCSFのなかで一人一人がやりがいを見つけてもらいたい。


Ⅳ. 懇親会 収支報告
      収入 28,500円(19名×@1500円)
      支出 16,942円(飲み物、食べ物、プレート代)
      差額 11,558円(TCSF活動費へ寄付)
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