(2008年5月20日)
TICAD IV本番
市民社会アクセス・パスについての緊急要望
外務省アフリカ審議官 木寺昌人殿
本番が来週に迫る中、日夜アフリカ開発の課題に取り組んでおられることに敬意を表します。
5 月16 日(金)にNGO 担当官からTICAD IV 本会議場へのアクセス・パス数について、「全体会合では3 枚、分科会については8 枚が認められ、これは海外NGO
のパスも含んだ数」との通達を受けました。さらに、5 月19 日(月)、アフリカ第二課長の岡田課長より運営委員にご連絡いただき、「一国際機関につき、3
枚のパスしか出していないので、NGO にも3 枚となっている」との連絡を受けました。
なお、前回TICAD Ⅲにおきましては、30 名の日本NGO 代表に対して10 枚のパスが支給された他、アフリカ・国際NGO は全員がパスをもらっています。TICAD
ⅢからTICAD IV にいたるまでの5 年をかけた長いプロセスに市民社会は関わり、歴代審議官に市民社会参加は後退しない、と力強いお言葉をいただいておりました。
ご承知のとおり、TICAD IV・NGO ネットワーク(TNnet)と外務省は、1 年間にわたって2 ヶ月に1度話し合いを重ね、パス問題も含め議論や調整を深めて参りました。しかしながら、日本・アフリカ・国際NGO
を、一緒にカウントして、「一国際機関」に準じることも、「3 枚のパス」しか発行しないということも、話されたことはありませんでした。
私たち、日本の市民社会は、TICAD がアフリカの人びとにもっと知られること、世界で最も厳しい課題を乗り越えるために奮闘しているアフリカの人びとのそばにいるアフリカ市民社会のTICAD への参加を広く呼びかけてきました。今回来日されるNGO の方々は、このような呼びかけに応え、アフリカ各国内で献身的にTICAD の説明を行い、一国に留まらないアフリカ全体の市民社会ネットワークを構築しながらTICAD プロセスへの参画を実践してきた方々です。
今回の通達は、これらのアフリカ・国際NGO の招待者の大きな失望と大きな反発を招きつつあります。
そこで、最悪の事態を回避するためにも、以下要望いたします。
1.日本NGO のパス数については、61 の日本NGO 参加者がいることを踏ま え、さらには前回より後退しないというお約束に基づき、前回同様10
の確保をお願いいたします。ただし、ホスト国の市民社会の一員として、ある程度調整することは可能です。
2.アフリカ・国際NGO は、TICAD 共催者や日本政府の招待によって来日いたします。主催者の責任として、これらの海外NGO については、全員がアクセス・パスをもてるようお願いいたします。
なお、会場のキャパシティが逼迫しており、主催者としても非常に難しい調整を迫られているということについては、岡田課長からも説明があり十分承知しております。
上記の要望は、大前提ではありますが、時間も逼迫している現状を鑑み、アフリカ・国際NGO が納得するかどうかは分かりませんが、TNnet として下記の調整について協力する用意があることについて予めお伝えいたします。
日本NGO(35 団体61 名)について:
全体会議:日本NGO を一機関として3 枚
分科会:日本NGO を一機関として2 枚×4 分科会
TNnet が推薦したアフリカのNGO10 団体について:
全体会議:アフリカNGO を一機関として3 枚
分科会:アフリカNGO を一機関として2 枚×4 分科会
TNnet が推薦した国際NGO10 団体について:
全体会議:国際NGO を一機関として3 枚
分科会:国際NGO を一機関として2 枚×4 分科会
なお、共催者が推薦し、来日するアフリカ・国際NGO(6 団体7 名)については、上記のケースを参照しながら推薦・招待した共催者が責任をもって調整を行うべきと考えます。
本件への迅速なご対応と解決について、お願い申し上げます。
2008年5月20日
TICAD IV・NGOネットワーク(TNnet)
付記:付記:来日するアフリカ・国際NGO への最終的なパスの説明につきましては、主催者であり決定を下される外務省より説明いただくようお願い申し上げます。