(2008年2月18日提出)
外務省アフリカ審議官 木寺昌人殿
日々、アフリカ開発の課題に取り組んでおられることに敬意を表します。
昨年5月に始まったTICAD外務省・NGO定期協議会も5回を数え、回を追うごとに理解や対話も充実し、TICAD IV・NGOネットワーク一同喜んでおります。この定期協議会、そして第四回アフリカ開発会議(TICAD IV)に向けたプロセスの最初のイベントとして位置づけていただいた「市民が求めるアフリカ開発とは〜国連ミレニアム開発目標達成のためにTICADができること〜」(2007年10月27日開催)を通して、アフリカおよび日本の市民社会がTICADプロセスにさらに積極的に参加していこうとしています。このように、これまで以上に市民参加を進める体制が作られ、また実際に参加が進みつつあることを踏まえ、本年5月に横浜で開催されるTICAD Wについて、以下を要望します。
1.2003年に開催されたTICAD Vでは、第2日目に、市民社会とTICAD共催者、アフリカ諸国政府代表団、国際機関および各国からの代表団が一堂に会して意見を交換する場として、全体会合5.「市民社会との対話」が行われています。TICAD Wにおいては、前回を踏まえ、さらに活発に、市民社会と共催者、アフリカ諸国政府代表団、国際機関および各国からの代表団が一堂に会して意見を交換する場を持つことができるようプログラムを工夫していただくよう求めます。
2.TICAD Vでは、共催者の承諾を得て、30名の市民・NGO代表が、全体会合、分科会に参加しました。TICAD Wを市民社会にもっと開かれた会議とするために、市民社会の希望に添った参加を保証していただくよう求めます。
3.TICAD Vでは、全体会合5.「市民社会との対話」において、ACT2003代表とアフリカ市民社会の代表がスピーチを行いました。また、分科会議長がオブザーバー参加している市民・NGO代表に発言を許可したケースもありました。TICAD IVの3本の柱並びに4つの協力分野のいずれにおいても市民・NGOが重要な経験と知見を有していること、市民・NGOと政府・国際機関等の連携・協力が以前にもまして求められていることに鑑み、市民・NGOにさらに発言の機会を与えるよう求めます。
4.昨年10月にザンビアで、11月にチュニジアで開かれたTICAD地域準備会合では、オブザーバーとして参加したNGOメンバーの中から選ばれたゲスト・スピーカーが、分科会議長と並んで市民社会セッションの報告と提言を行いました。市民社会とのパートナーシップを明示する意味で、TICAD Wにおけるゲスト・スピーカーに他のスピーカーと同じ時間を与えるよう求めます。
5.TICADをよりアフリカと日本の社会に開かれたものにし、賛同を獲得するため、本会議をインターネット中継することを求めます。
近年、アフリカ、そしてその他の地域の開発においても、NGO等の市民社会組織が果たす重要な役割が認識されつつあります。日本のODAがアフリカの人々にもっと広く認知され、さらに多くの人々に、効率的・効果的に活用されるためにも、日本のシステムを、アフリカや日本のNGOの参画が組み込まれたものに改善すべきと考えます。アフリカ開発にはアジアの新興ドナー諸国も積極的に関与するようになりました。第4回目を迎えるTICADの場は、日本のより成熟したアフリカ政策の姿勢を示す絶好の機会であることは間違いありません。是非、政府と市民が手を取り合い、TICAD IVを成功させるべく、TICAD IVへの市民社会の参加を積極的に推進してくださるようお願いいたします。
2008年2月13日
TICAD IV・NGOネットワーク(TNnet)
あしなが育英会
アデオジャパン
(特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDo)
アフリカと神戸俊平友の会
(特活)アフリカ日本協議会
アフリカ平和再建委員会(ARC)
アフリカ理解プロジェクト
(特活)アフリック・アフリカ
(特活)Our Planet -TV
エイズ孤児支援NGO・PLAS
NGO DOJYO
(特活)オックスファム・ジャパン
(特活)草の根援助活動
(財)ケア・インターナショナル ジャパン
財団法人 結核予防会
(特活)国際協力NGOセンター(JANIC)
ザ・ダパードファンデーション
(特活)サパ=西アフリカの人達を支援する会
すぺーすアライズ
(特活)TICAD市民社会フォーラム
(特活)難民を助ける会(AAR JAPAN)
(特活)日本国際ボランティアセンター(JVC)
(財)日本フォスター・プラン協会(プラン・ジャパン)
日本リザルツ
農業・農村開発NGO協議会(JANARD)
(特活)ハンガー・フリー・ワールド
(特活)ピース ウィンズ・ジャパン(PWJ)
(特活)ほっとけない 世界のまずしさ
緑のサヘル
(特活)横浜NGO連絡会
World Clean Project
(特活)ワールド・ビジョン・ジャパン
(2008年2月13日現在) 32団体